スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(UNIX(R)用)

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6.9 トランザクション制御

UAPでHiRDBのデータベースへアクセスする場合のトランザクションの制御について説明します。トランザクションとは,論理的な作業単位のことです。HiRDBのシステムの場合,トランザクション制御には次に示す意味があります。

HiRDB独自のトランザクション制御:
HiRDB仕様の範囲のトランザクションです。SQL文でCOMMIT文又はROLLBACK文を発行して,表データの更新処理を有効にするか無効にするかを決定する処理のことです。

XAインタフェースに準拠したトランザクション制御
XAインタフェースでOLTPと連携したときにUAPの処理で実行されるトランザクションです。XAインタフェースの関数(tx_commit関数,tx_rollback関数など)でOLTP下のUAPの処理を有効にするか無効にするかを決定する処理のことです。
<この節の構成>
6.9.1 HiRDBへの接続と切り離し
6.9.2 複数接続機能
6.9.3 トランザクションの開始と終了
6.9.4 コミットとロールバック
6.9.5 OLTP環境でのUAPのトランザクション管理
6.9.6 自動再接続機能