スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(UNIX(R)用)
登録されているBLOBデータ又はBINARYデータに対して,新たなデータを追加する場合にBLOBデータ又はBINARYデータを更新したり,BLOBデータ又はBINARYデータを検索する場合にBLOBデータ又はBINARYデータ全体を取得したりすると,サーバ及びクライアントの双方でBLOBデータ又はBINARYデータに合わせた長大なメモリを確保する必要があり,メモリ資源を圧迫します。
BLOBデータ,BINARYデータの部分的な更新・検索を行うと,メモリ使用量がBLOBデータ,BINARYデータ追加分,又はBLOBデータ,BINARYデータ抽出分だけになるため,メモリ資源の圧迫を防げます。
なお,BINARYデータの場合は,定義長が32,001バイト以上のデータに限ります。
BLOBデータ,BINARYデータの部分的な更新・検索については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。
複数のファイルを一つのBLOBデータとして格納します。BLOBデータの追加更新の例を次の図に示します。
図6-19 BLOBデータの追加更新の例
「BLOBデータの追加更新」で格納した行AのBLOBデータ(C2列)から,ファイル2の部分を抽出します。BLOBデータの部分抽出の例を次の図に示します。
図6-20 BLOBデータの部分抽出の例
「BLOBデータの追加更新」で格納した行AのBLOBデータ(C2列)の後方部分を削除し,ファイル1とファイル2だけを残します。BLOBデータの後方削除更新の例を次の図に示します。
図6-21 BLOBデータの後方削除更新の例
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