COMMIT文を実行しても閉じないようにするカーソルをホールダブルカーソルといいます。ホールダブルカーソルを指定すると，次に示すSQLが実行されるまで，カーソルを開いたままにできます。

• CLOSE文
• DISCONNECT文（エラー発生時にシステムによって，自動的に実行されるDISCONNECT文も含む）
• ROLLBACK文（エラー発生時にシステムによって，自動的に実行されるROLLBACK文も含む）

ホールダブルカーソルを使用すると，大量のデータを検索又は更新する場合に，検索又は更新の途中でCOMMIT文を実行できるため，排他資源を削減できます。また，カーソルを開いたまま，COMMIT文を実行できるため，大量のデータを検索又は更新する場合でも，シンクポイントを有効にして，再開始時の時間を短縮できます。ホールダブルカーソルについては，マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。

ホールダブルカーソルの指定

ホールダブルカーソルを使用する場合には，DECLARE CURSORにUNTIL DISCONNECT又はWITH HOLDを指定します。