スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(UNIX(R)用)

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5.4.5 外部Javaストアドルーチンの実行手順

外部Javaストアドルーチンを実行するときの手順を次に示します。

〈手順〉
  1. 外部Javaストアドルーチンの作成
  2. JARファイルの新規登録
  3. 外部Javaストアドルーチンの定義
  4. 外部Javaストアドルーチンの実行

また,上記の2.〜4.はHiRDB Javaストアドプロシジャ/ファンクション配布ウィザードでも実行できます。HiRDB Javaストアドプロシジャ/ファンクション配布ウィザードを使用すると,画面から簡単に操作できます。外部Javaストアドルーチンの実行方法,及びHiRDB Javaストアドプロシジャ/ファンクション配布ウィザードについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。

外部Javaストアドルーチンの作成から実行までの流れを次の図に示します。

図5-5 外部Javaストアドルーチンの作成から実行までの流れ

[図データ]

<この項の構成>
(1) 外部Javaストアドルーチンの作成
(2) JARファイルの新規登録
(3) 外部Javaストアドルーチンの定義
(4) 外部Javaストアドルーチンの実行

(1) 外部Javaストアドルーチンの作成

手続き又は関数をJavaで記述し,そのJavaプログラムをコンパイルします。コンパイルすると,Classファイルが作成されます。クライアント側のJava仮想マシンでClassファイルのテスト・デバックをして,その後,ClassファイルからJARファイルを作成します。

(2) JARファイルの新規登録

JARファイルをHiRDBへ新規登録します。

HiRDB管理者が新規登録する場合
pdjarsyncコマンドを使用します。

UAP開発者が新規登録する場合
  • 埋込み言語のINSTALL JAR又はREPLACE JARを使用します。これらのSQLをpddef又はUAPに記述して実行します。
  • HiRDB Javaストアドプロシジャ/ファンクション配布ウィザードを使用します。

(3) 外部Javaストアドルーチンの定義

JARファイルから外部Javaストアドルーチンを定義します。外部Javaストアドルーチンを定義する場合は,CREATE PROCEDURE又はCREATE FUNCTIONを使用します。

(4) 外部Javaストアドルーチンの実行

ストアドプロシジャ,ストアドファンクションの実行と同様に,CALL文又は関数呼出しを指定してSQLを実行します。CALL文を実行すると,JavaメソッドがJavaストアドプロシジャとして実行されます。また,関数呼出しを実行すると,JavaメソッドがJavaストアドファンクションとして実行されます。外部Javaストアドルーチンは,サーバ側のJava仮想マシンで実行されます。