スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(UNIX(R)用)
表中のデータを条件付きで操作するには,探索条件を指定します。探索条件とは行の選択条件のことで,「一定の範囲のデータ」や「ナル値でないデータ」などの条件があります。これらの条件を論理演算子を使用して複数組み合わせることもできます。特定データの探索方法とSQLの指定例を次に示します。
表中のデータの探索には次に示す方法があります。
特定範囲内のデータを探索する方法には次に示す三つの方法があります。
ここでは,比較述語を使用したデータの探索の例を説明します。
SELECT SCODE,SNAME FROM ZAIKO WHERE ZSURYO<=50
ここでは,特定の文字パターンを含む列がある行の探索の例を説明します。
SELECT SNAME,ZSURYO FROM ZAIKO WHERE SCODE LIKE '_L%'
ここでは,表の列中にナル値が含まれない行の探索の例を説明します。
SELECT SCODE FROM ZAIKO WHERE SNAME IS NOT NULL
ここでは,複数の条件を組み合わせて,該当するデータを含む行の探索の例を説明します。
SELECT SCODE,ZSURYO FROM ZAIKO WHERE (SNAME=N'ブラウス' OR SNAME=N'ポロシャツ') AND ZSURYO=>50
探索結果をSELECT文の条件の中に指定して,より複雑な問い合わせを記述できます。これを副問合せといいます。副問合せには次に示す二つの方法があります。
ここでは,限定述語を使用した副問合せを使用した探索の例を説明します。
SELECT SCODE,SNAME FROM ZAIKO WHERE ZSURYO>ALL (SELECT ZSURYO FROM ZAIKO WHERE SNAME=N'ブラウス')
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