スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(UNIX(R)用)

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

2.4.5 HiRDBのトランザクションマネジャへの登録

HiRDBをリソースマネジャとして,トランザクションマネジャに登録するには,次に示す方法があります。

動的登録
HiRDBをトランザクションマネジャに動的登録すると,トランザクション内で最初のSQL文を発行したときに,UAPがトランザクションマネジャの制御下に入ります。UAPがHiRDBを含む複数のリソースマネジャをアクセスする場合,UAPがHiRDBをアクセスするとは限らない場合などに,トランザクションマネジャからのHiRDBに対するトランザクション制御のオーバヘッドを削減できます。

静的登録
HiRDBをトランザクションマネジャに静的登録すると,UAPがSQL文を発行するかどうかに関係なく,トランザクションの開始時に常にトランザクションマネジャの制御下に入ります。
トランザクションマネジャがOpenTP1の場合,UAPとHiRDBとのコネクションが切断されたとき(ユニットの異常終了,サーバプロセスの異常終了などのとき)に,OpenTP1にはトランザクション開始時に再接続をする機能があるため,UAPの再起動が不要になります。

HiRDBをトランザクションマネジャに登録する方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。