スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(UNIX(R)用)
HiRDB Advanced Partitioning Optionを導入すると,次に示す機能が使用できるようになります。
- 表のマトリクス分割
表のマトリクス分割とは,複数の列をキーとしてキーレンジ分割する機能のことです。複数の列をキーとして分割することでSQLの並列実行性を高めたり,複数のキーによる検索での検索範囲をより絞り込んで高速に処理したりできます。また,データベース格納領域(RDエリア)をより小さく分割することで,データベースの再編成,バックアップの取得,データベースの回復などの運用時間を短縮できます。表のマトリクス分割については,「3.3.9 表のマトリクス分割」を参照してください。
- 分割格納条件の変更
キーレンジ分割※で横分割した表の分割格納条件を,ALTER TABLEで変更できます。表の分割格納条件を変更することで,古いデータを格納していたRDエリアを再利用でき,作業時間を短くできます。分割格納条件の変更については,「3.3.10 表の分割格納条件の変更」を参照してください。
- 注※
- 次に示す分割方法の場合に,表の分割格納条件をALTER TABLEで変更できます。
- 境界値指定
- 格納条件指定(格納条件の比較演算子に=だけを使用している場合)
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