スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(UNIX(R)用)

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1.1 HiRDBの特長

HiRDBとは,業務の規模に応じたリレーショナルデータベースを構築できるようにする,データベース管理システムDBMS)の製品です。

HiRDBは,独立して動作できるサーバマシンをネットワークで相互結合して接続できます。また,一つのプロセサが一つのディスク上のデータベースだけを処理する方式(Shared Nothing方式)を採用しているため,高い柔軟性を持ち,サーバマシン1台で動作するシングルノード構成からサーバマシン複数台で動作する並列プロセサ構成まで,幅広いアーキテクチャに適用できます。さらに,後からサーバマシンを追加してシステムを拡張するなど,スケーラブルなシステム構築ができるようにしています。

HiRDBを並列プロセサ構成にした場合,データの検索や更新の要求を内部で並列に実行でき,大きなスループットと迅速なターンアラウンドを実現しています。

また,顧客主導型の経営を実現するために必要なデータウェアハウスの構築にもHiRDBとミドルウェア群(DataStage,HITSENSER,DATAFRONTなど)で対応しています。

<この節の構成>
1.1.1 HiRDBシステムの概要
1.1.2 HiRDBを導入するメリット