4.2 推奨する運用方法

Text Search Plug-inで適切な設定をすることで,Text Search Plug-in Index Generatorを利用したシステムの登録運用を効率良く実行できます。

この節では,Text Search Plug-inでの設定内容と,どのような場合に適用すれば効率がよくなるのかを説明します。なお,Text Search Plug-inでの設定内容の詳細については,マニュアル「HiRDB Text Search Plug-in Version 2」または「HiRDB Text Search Plug-in Version 7」を参照してください。

Text Search Plug-inで推奨するパラメタの組み合わせを表4-1に示します。

表4-1  Text Search Plug-inで推奨するパラメタの組み合わせ

項番create index文のプラグインオプション環境定義ファイルの設定項目phnstartidx,phxstartidxの-wオプション
phs_search_wait,phc_search_waitphn_increment_practical_use,phx_increment_practical_use
1CREATEMODE=2FLEX_AREAwaitoffwait
2CREATEMODE=2FLEX_AREAnowaitoffnowait
3CREATEMODE=3FLEX_AREAnowait_with_updateoffnowait_with_update
注※
HiRDB Version 7およびHiRDB Text Search Plug-in Version 7を使用している場合だけ設定できます。

1に適した業務
NGRAM型のインデクス作成または更新をバッチで実行し,かつNGRAM型のインデクス作成中にほかの業務を実行しない業務に適しています。なお,この業務では,データ更新と同時に全文検索または概念検索を実行する必要がないことが条件となります。
2に適した業務
NGRAM型のインデクス作成または更新をバッチで実行し,かつNGRAM型のインデクス作成中に検索を実行する業務に適しています。この場合,検索時には,SELECT文の排他オプションにはwithout_lock_nowaitだけが指定できます。なお,この業務では,データ更新と同時に全文検索または概念検索を実行する必要がないことが条件となります。
3に適した業務
データの更新から少しあと(10分~1時間後)に,全文検索または概念検索を実行する業務に適しています。また,NGRAM型のインデクス作成,更新,または更新中に更新系SQLを実行する必要がある業務にも適しています。