5.1.2 障害発生時の対策方法

<この項の構成>
(1) HiRDBで障害が発生した場合
(2) 入力データが不正であった場合
(3) Document Filter for Text Searchの環境不正によってエラーが発生した場合
(4) TSPIndexerコマンドを続行できないエラーが発生した場合

(1) HiRDBで障害が発生した場合

HiRDBで障害が発生した場合,障害が発生した行以降は未登録の状態となります。TSPIndexerコマンドが出力したエラー情報ファイル,またはHiRDBサーバのエラー情報を確認してください。障害要因を取り除いたあと,再度TSPIndexerコマンドを実行してください。

(2) 入力データが不正であった場合

入力データがDocument Filter for Text Searchが処理できない不正データやサポート外文書であった場合,および入力指定された各種の列情報が不正であった場合は,エラーとなります。この場合,エラー情報ファイルにエラー要因とユニークキー列の情報が出力され,インデクス作成状態列に101が設定されます。ユニークキーからエラーとなった行を特定できますので,該当する行を削除するか,更新してから,再度TSPIndexerコマンドを実行してください。行を更新しない場合は,TSPIndexerコマンドの処理対象となりません。

(3) Document Filter for Text Searchの環境不正によってエラーが発生した場合

メモリ不足などのDocument Filter for Text Searchの環境不正が要因でエラーが発生した場合,TSPIndexerコマンドは登録に失敗した行をスキップし,次の行から処理を続行します。このとき,インデクス作成状態列に102が設定されます。

エラーメッセージを確認して,障害要因を削除してください。そのあと,LEVEL_FORCEに2を指定して,TSPIndexerコマンドを再実行してください。

(4) TSPIndexerコマンドを続行できないエラーが発生した場合

定義ファイルが不正の場合や,Text Search Plug-in Index Generatorのメモリ不足の場合,TSPIndexerコマンドは処理を続行できません。エラーメッセージファイルおよび標準出力に出力されたエラー情報を確認し,障害要因を削除してください。そのあと,TSPIndexerコマンドを再実行してください。