3.1 TSPIndexer(全文検索用データ登録コマンド)
Text Search Plug-in Index Generatorで電子ドキュメントから全文検索用データを抽出し,データベースに登録するには,TSPIndexerコマンド(全文検索用データ登録コマンド)を利用します。この節では,TSPIndexerコマンドの機能について説明まします。
- <この節の構成>
- (1) 機能
- (2) 形式
- (3) 引数
- (4) 戻り値
- (5) 注意事項
(1) 機能
ワードプロセッサなどの文書作成ソフトウェアで作成した電子ドキュメントから,全文検索用テキストデータを抽出し,データベースに登録します。
(2) 形式
TSPIndexer -f 制御情報ファイル -c 使用する文字コード
(3) 引数
- -f 制御情報ファイル
制御情報ファイル名をドライブ名からの絶対パスで指定します。制御情報ファイルとは,このコマンドの処理内容を定義したファイルのことです。制御情報ファイルの詳細については,「3.2 制御情報ファイルの定義」を参照してください。
- -c 使用する文字コード
HIRDBシステムおよび制御情報ファイルで使用する文字コードを指定します。文字コードは,次のどちらかを指定してください。
sjis:SJISを使用する場合に指定します。
utf-8:UTF-8を使用する場合に指定します。
(4) 戻り値
戻り値を次に示します。
戻り値 | 内容 |
---|
0 | 正常終了(登録に失敗した文書はありません) |
1 | 登録に失敗した文書があります |
-1 | 処理を続行できないエラーが発生しました |
(5) 注意事項
- TSPIndexerコマンドの実行者は,入力表および出力表に対してアクセス権が必要です。
- このコマンドを実行中に表の行が削除された場合,エラーメッセージを出力して処理を続行します。
- 表に排他を設定すると,トランザクションが終了するまでコマンドは実行待ちとなります。このため,表には排他を設定しないようにしてください。