スケーラブルデータベースサーバ HiRDB ファーストステップガイド(UNIX(R)用)

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付録A.1 環境設定に関する質問

<この項の構成>
(1) システム共通定義のpdstartオペランドに指定するホスト名
(2) 通常ファイルとキャラクタ型スペシャルファイルの使い分け

(1) システム共通定義のpdstartオペランドに指定するホスト名

質問
システム共通定義のpdstartオペランドに指定するホスト名は,どこの設定に対応しているのですか?

お答えします
コマンドラインからhostnameコマンドを実行してください。出力された値がホスト名です。

(2) 通常ファイルとキャラクタ型スペシャルファイルの使い分け

質問
通常ファイルとキャラクタ型スペシャルファイルの違いは何ですか?また,HiRDBはどちらのファイルシステムを使用していますか?

お答えします
通常ファイルはカーネルバッファを経由してデータを入出力しますが,キャラクタ型スペシャルファイルは,HiRDBのバッファから直接データを入出力します。
HiRDBでは通常ファイルとキャラクタ型スペシャルファイルの両方を使用できます。キャラクタ型スペシャルファイルの使用を基本と考えていますが,次に示す場合は通常ファイルの方が性能が優れています。
  • 大量検索を主体とする表を格納するRDエリアのHiRDBファイル
  • 作業表用ファイル
ただし,通常ファイルはシステムダウンに弱いため,次に示すファイルは必ずキャラクタ型スペシャルファイルに作成してください。
  • システムログファイル
  • シンクポイントダンプファイル
  • ステータスファイル
  • システム用RDエリアを構成するHiRDBファイル
  • 更新頻度の高いユーザ用RDエリアを構成するHiRDBファイル
なお,プリフェッチ機能をサポートしているため,大量検索主体の表を格納するRDエリアの構成ファイルもキャラクタ型スペシャルファイルで高速検索できます。