スケーラブルデータベースサーバ HiRDB ファーストステップガイド(UNIX(R)用)

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7.3.6 コンパイルを実行する

Cコンパイラを使用して,先ほどSQLプリプロセサで変換したポストソースを,実行形式プログラムに変換します。このコマンドを実行する前に,環境変数PATHにccコマンドの実行ファイルを保存しているディレクトリが設定されていることを確認してください。

【コマンド形式】
 
$ cc -o $HOME/csample/csample -I $PDDIR/include $HOME/csample/csample.c -L$PDDIR/client/lib -lzcltk
 

【説明】
$HOME/csample/csample.c
Cのソースプログラム(入力ファイル)を指定します。
-o $HOME/csample/csample
実行ファイル(出力ファイル)を指定します。
-I $PDDIR/include
HiRDBのインクルードディレクトリを指定します。
-L $PDDIR/client/lib
HiRDBが提供する共用ライブラリのディレクトリを指定します。
-lzcltk
HiRDBが提供する共用ライブラリ(libzcltk.sl)を指定します。

 

コマンドが正常に終了すると,$HOME/csampleディレクトリ下にcsampleが生成されます。このファイルが生成されているかどうかを確認してください。

ここで,環境変数などが正しく設定されていないと,コンパイルエラーが発生します。エラーが発生した場合,設定内容を見直して再度コンパイルしてください。