スケーラブルデータベースサーバ HiRDB ファーストステップガイド(UNIX(R)用)

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4.6.2 演習(表を再編成する

CUSTOM表を再編成します。

<この項の構成>
(1) 表の再編成時に必要なディレクトリを準備します
(2) pdrorgコマンドの制御情報ファイルを作成します
(3) pdholdコマンドでRDDATA10およびRDINDX10を閉塞します
(4) pdholdコマンドの実行結果が表示されます
(5) pdrorgコマンドでCUSTOM表を再編成します
(6) パスワードを入力します
(7) pdrorgコマンドの実行結果が表示されます
(8) pdrelsコマンドでRDDATA10およびRDINDX10の閉塞を解除します
(9) pdrelsコマンドの実行結果が表示されます

(1) 表の再編成時に必要なディレクトリを準備します

次に示すディレクトリが表の再編成時に必要になります。

アンロードデータファイルを作成するディレクトリとして,$HOME/HiRDB/pdrorgを作成してください。さらに,インデクス情報ファイルを作成するディレクトリとして,$HOME/HiRDB/idxdirを作成してください。

(2) pdrorgコマンドの制御情報ファイルを作成します

制御情報ファイルをテキスト形式のファイルに作成します。この演習では,次に示す内容のファイル$HOME/HiRDB/pdrorgseigyo01.txtを作成してください。

 
unload /home/hirman/HiRDB/pdrorg/unld01   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
idxwork /home/hirman/HiRDB/idxdir   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
sort /tmp   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

〔説明〕
  1. アンロードデータファイル名を指定します。
    /home/hirman/HiRDB/pdrorgディレクトリ下にunld01ファイルが作成されます。/home/hirman/HiRDB/pdrorgは(1)で作成したディレクトリです。
  2. インデクスの一括作成時に使用する作業用ワークディレクトリの名称を指定します。ここで指定したディレクトリ下にインデクス情報ファイルが作成されます。/home/hirman/irdb/idxdirは(1)で作成したディレクトリです。
  3. ソート用ワークディレクトリの名称を指定します。

(3) pdholdコマンドでRDDATA10およびRDINDX10を閉塞します

再編成する表を含むRDエリアを閉塞状態にします。次のコマンドを実行してください。

 
$ pdhold -r RDDATA10,RDINDX10 
 

(4) pdholdコマンドの実行結果が表示されます

 
2992 18:22:23 SDSU sds1     KFPH00130-I RDAREA held, RDAREA = "RDDATA10"
2992 18:22:23 SDSU sds1     KFPH00130-I RDAREA held, RDAREA = "RDINDX10"
2992 18:22:23 SDSU sds1     KFPH00110-I pdhold command completed
 

(5) pdrorgコマンドでCUSTOM表を再編成します

ユーザ「MANAGER」で表を再編成します。次のコマンドを実行してください。

 
$ pdrorg -k rorg -t CUSTOM -u MANAGER $HOME/hirdb/pdrorg/seigyo01.txt 
 

〔説明〕
-k:再編成をするのでrorgを指定します。
-t:再編成対象の表(CUSTOM)を指定します。
-u:pdrorgコマンドを実行するユーザ名を指定します。
$HOME/hirdb/pdrorg/seigyo01.txt
(2)で作成した制御情報ファイルの名称を指定します。

(6) パスワードを入力します

パスワードの入力を求められたら「MANAGER」を入力してください。

 
Password:
 

(7) pdrorgコマンドの実行結果が表示されます

       :                      :
3223 18:38:24 SDSU sds1     KFPL00715-I Index load started at sds1,
 index=MANAGER."CUSTOMX", RDAREA="RDINDX10"
3223 18:38:24 SDSU sds1     KFPL00716-I Index load ended at sds1,
 index=MANAGER."CUSTOMX", RDAREA="RDINDX10", return code=0
3223 18:38:24 SDSU sds1     KFPL00720-I Index file deleted, server=sds1,
 file=/home/hirman/HiRDB/idxdir/INDEX-CUSTOMX-RDINDX10-filenQN8QW
3226 18:38:24 SDSU _pd0rorg KFPL00719-I Pdrorg terminated,
 return code=0
 

〔説明〕
pdrorgコマンドが正常終了しました。表の再編成が完了しました。

(8) pdrelsコマンドでRDDATA10およびRDINDX10の閉塞を解除します

再編成が終わったので,表を含むRDエリアを閉塞を解除します。次のコマンドを実行してください。

 
$ pdrels -r RDDATA10,RDINDX10
 

(9) pdrelsコマンドの実行結果が表示されます

 
2990 18:39:03 SDSU sds1     KFPH00130-I RDAREA released, RDAREA = "RDDATA10"
2990 18:39:03 SDSU sds1     KFPH00130-I RDAREA released, RDAREA = "RDINDX10"
2990 18:39:03 SDSU sds1     KFPH00110-I pdrels command completed