スケーラブルデータベースサーバ HiRDB ファーストステップガイド(UNIX(R)用)

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2.7.1 ユーザ名を登録する

システムジェネレータ(pdgen)実行直後,HiRDBを利用できるユーザは「hirman」だけです。

表の作成,および以降の運用は,DBA権限を持つユーザ「MANAGER」で行います。「MANAGER」へのDBA権限付与は「hirman」がGRANT文を使って行います。

権限付与の手順を次に示します。

権限付与の手順
  1. HiRDB SQL Executerを起動します。/opt/pdsql/pdsqlを実行してください。
  2. 次のSQL文を入力し,実行してください。

    GRANT DBA TO MANAGER IDENTIFIED BY MANAGER;
  3. 次のメッセージが出力され,DBA権限を持ったユーザ「MANAGER」が作成されます。

    KFPX270001-I Processing of SQL completed.
  4. 以降,HiRDB SQL Executerを使った作業は,表の作成,および運用では,この「MANAGER」が操作するので,「2.4.1 HiRDBの環境変数を設定する」で設定した環境変数PDUSERを,次のように変更してください。

    PDUSER=MANAGER/MANAGER
  5. HiRDB.iniファイルに次の情報を設定します。HiRDB.iniファイルは,通常C:\Winntディレクトリ下にあります。
    なお,環境変数PDUSERに値が設定されている場合,HiRDB.iniファイルの設定よりも優先されるので注意してください。