出力キュー（OTQ）の閉塞を解除します。オプションによって次の指定ができます。

• システムレベルでの出力キューの閉塞解除
  すべての出力キューの閉塞を解除します。
  
• サービスグループレベルでの出力キューの閉塞解除
  指定したサービスグループ下の全サービスについて，出力キューの閉塞を解除します。
  
• サービスレベルでの出力キューの閉塞解除
  指定したサービスグループ下のサービスについて，出力キューの閉塞を解除します。
  

サービスグループレベルでの出力キューの閉塞解除の場合，閉塞解除対象のサービスグループと通信して，閉塞解除ができるかどうかをチェックしたあとで出力キューの閉塞を解除します。

 
eemchotqact -g サービスグループ名
       〔｛ -m サービスグループ名 -v サービス名｜-m サービスグループ名｝〕
 

●-g サービスグループ名

　　〜〈1〜31文字の識別子〉

TP1/EEプロセスのサービスグループ名を指定します。

●-m サービスグループ名

　　〜〈1〜31文字の識別子〉

閉塞解除の対象とするサービスグループ名を指定します。

サービスグループ名を省略すると，システムレベルでの出力キューの閉塞解除となります。

●-v サービス名

　　〜〈1〜31文字の識別子〉

閉塞解除の対象とするサービス名を指定します。

サービス名を指定すると，サービスレベルでの出力キューの閉塞解除となります。

サービス名を省略すると，サービスグループレベルでの出力キューの閉塞解除となります。

メッセージID	内容	出力先
KFSB98001-E	コマンドの形式が不正です。	標準エラー出力
KFSB98002-E	フラグ引数が不正です。	標準エラー出力
KFSB98004-E	オプションの組み合わせが不正です。	標準エラー出力
KFSB98005-E	コマンドが失敗しました。	標準エラー出力
KFSB98006-E	領域の確保に失敗しました。	標準エラー出力
KFSB98023-I	システムレベルで出力キューの閉塞を解除しました。	標準出力
KFSB98024-I	サービスグループレベルで出力キューの閉塞を解除しました。	標準出力
KFSB98025-I	サービスレベルで出力キューの閉塞を解除しました。	標準出力
KFSB98032-E	出力キューの閉塞解除に失敗しました。	標準エラー出力
KFSB98033-E	一部のサービスグループで出力キューの閉塞解除に失敗しました。	標準エラー出力
KFSB98051-I	ヘルプメッセージ	標準出力
KFSB98099-E	内部矛盾が発生しました。	標準エラー出力

eemchotqactコマンドに関する注意事項を次に示します。

• サービスグループレベルで出力キューが閉塞中（出力キューの自動閉塞中を含む）の場合，サービスレベルでの出力キュー閉塞解除はできません。
• サービスグループレベルでの出力キューの自動閉塞中に，サービスグループレベルでの出力キューの閉塞解除要求を行った場合，出力キューの閉塞監視を終了します。
• CLサーバの実行系で，システムレベルでの出力キューの閉塞解除要求を行った場合，KFSB98033-Eメッセージが表示されると，実行系と待機系で結果が異なっています。eemchotqlsコマンドで実行系と待機系の出力キューの状態を確認してから，eemchotqdctコマンドを待機系で実行して，実行系の出力キューの状態と一致させてください。