高速トランザクション処理基盤 TP1/EE/Extended Transaction Controller 使用の手引
CLサーバの場合の終了方法,終了モード,および終了時のシステムの処理について説明します。なお,XTCを終了すると,その延長でXDBも終了されます。
CLサーバの場合,次のどちらかの方法でXTCを終了します。
実行系を終了させることで,すべての待機系を連動して終了させます。
系切り替え中に終了コマンドを実行すると,系切り替え後に終了処理を開始します。ただし,終了モードに強制停止を指定した場合は,系切り替え中であっても終了します。
なお,通信障害などによってTP1/EEが待機系を切り離した場合,HAモニタは切り離しを検知しません。この場合,切り離された待機系を次のどちらかの方法で終了させてください。
切り離されていない待機系だけを終了する場合,系切り替えのタイミングによっては,実行系,およびすべての待機系が終了するおそれがあります。
XTCの終了モードには次の四つがあります。
各終了モードの意味については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。ここでは,TP1キャッシュ機能使用時の処理について説明します。
終了モードは,eesvstopコマンドのオプションの指定で決定します。ただし,強制停止(eesvstopコマンドに-fオプションを指定)はできません。
終了モードは,dcstopコマンドのオプションの指定で決定します。
強制停止の場合,実行中のサービス要求の完了を待たないで終了します。処理キュー上の受け付け済みのサービス要求はすべて破棄します。また,XDBの内容は永続化されません。
終了時のシステムの処理を次の図に示します。
図6-3 CLサーバでのXTCの終了
XTCの終了時にCLサーバで発生する障害については,「8.1.2 XTCの終了時に発生する障害」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2008, 2015, Hitachi, Ltd.