メモリダンプファイルの見積もり方法は，TP1/EEサービス定義のトラブルシュート関連定義のtrb_dump_area_kindオペランド（メモリダンプファイル出力領域種別）の指定によって異なります。

■trb_dump_area_kind=13の場合

次の計算式で求めます。

（max_mem_sizeオペランドまたはmax_mem_size_mbオペランドの指定値 　　−user_work_sizeオペランドの指定値 　　−368×pce_noオペランドの指定値 　　−144×（10＋icb_noオペランドの指定値） 　　−time_message_sizeオペランドの指定値×time_message_noオペランドの指定値 　　−（recv_message_buf_sizeオペランドの指定値＋1040） 　　　　　　　　　　×recv_message_buf_cntオペランドの指定値 　　−（send_message_buf_sizeオペランドの指定値＋1040） 　　　　　　　　　　×send_message_buf_cntオペランドの指定値 　　−（udp_recv_message_buf_sizeオペランドの指定値＋1040） 　　　　　　　　　　×udp_recv_message_buf_cntオペランドの指定値 　　−（udp_send_message_buf_sizeオペランドの指定値＋1040） 　　　　　　　　　　×udp_send_message_buf_cntオペランドの指定値 　　−（max_message_sizeオペランドの指定値＋2264） 　　　　　　　　　　×（thread_noオペランドの指定値＋reserve_thread_noオペランドの指定値＋1） ）

■trb_dump_area_kind=9の場合

次の計算式で求めます。

（max_mem_sizeオペランドまたはmax_mem_size_mbオペランドの指定値 　　−user_work_sizeオペランドの指定値 　　−system_work_sizeオペランドの指定値 　　−memory_cobol_area_sizeオペランドの指定値 　　−memory_xtc_area_sizeオペランドの指定値 　　−memory_xdb_area_sizeオペランドの指定値 　　−368×pce_noオペランドの指定値 　　−144×（10＋icb_noオペランドの指定値） 　　−time_message_sizeオペランドの指定値×time_message_noオペランドの指定値 　　−（recv_message_buf_sizeオペランドの指定値＋1040） 　　　　　　　　　　×recv_message_buf_cntオペランドの指定値 　　−（send_message_buf_sizeオペランドの指定値＋1040） 　　　　　　　　　　×send_message_buf_cntオペランドの指定値 　　−（udp_recv_message_buf_sizeオペランドの指定値＋1040） 　　　　　　　　　　×udp_recv_message_buf_cntオペランドの指定値 　　−（udp_send_message_buf_sizeオペランドの指定値＋1040） 　　　　　　　　　　×udp_send_message_buf_cntオペランドの指定値 　　−（max_message_sizeオペランドの指定値＋2264） 　　　　　　　　　　×（thread_noオペランドの指定値＋reserve_thread_noオペランドの指定値＋1） ）

■注意事項

大量処理用メモリ管理機能を使用している場合，計算式で求めたメモリダンプファイルのサイズに，大量処理用メモリ管理機能で確保した大量処理用メモリ領域のサイズを加算してください。

大量処理用メモリ領域のサイズは，メモリダンプ出力時にeememlsコマンドで表示される「大量処理用システム領域（MDP system area）」と「大量処理用ユーザ領域（MDP user area）」の領域確保サイズを合算した値です。