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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成の手引


10.5.1 最大メッセージ長の増加

キューマネジャのMaxMsgLength属性は,キューマネジャが処理できるメッセージの最大長を定義します。キューのMaxMsgLength属性は,キューが処理できるメッセージの最大長を定義します。

TP1/Message Queueでは,キューマネジャのMaxMsgLength属性はmqaquemgr定義コマンドの-lオプションで指定します。キューのMaxMsgLength属性はmqaqueatl定義コマンドの-lオプションで指定します。デフォルトの値は両方とも4096000バイトです。

変更するときには,メッセージ長が両方のMaxMsgLength属性値以下になるようにしてください。しかし,既存のメッセージはどちらかのMaxMsgLength属性値よりも長くなることがあります。定義済みキュー(mqamkqueコマンドで作成したキュー)の属性変更は,mqachgqueコマンドで実行してください。

メッセージがキューに長過ぎる場合には,MQRC_MSG_TOO_BIG_FOR_Qが返されます。同様にメッセージがキューマネジャに長過ぎる場合には,MQRC_MSG_TOO_BIG_FOR_Q_MGRが返されます。

この方法は,長大メッセージを処理するのに容易な方法です。ただし,使用前に次に示す項目について検討してから使用してください。