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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成の手引


10.2.2 MQMD構造体によるメッセージの定義とMQGET命令

キューから取り出すメッセージを識別するには,メッセージ記述子(MQMD構造体)を使用してください。MQMD構造体は,MQGET命令で使用する入出力用のパラメタです。

特定メッセージの取り出しを指定する方法については,「10.4 特定メッセージの取り出し」を参照してください。

特定メッセージを指定しない場合は,MQGET命令は最初のメッセージを取り出します。メッセージ優先度,キューのMsgDeliverySequence属性,およびMQGMO_LOGICAL_ORDERオプションによるメッセージ順序の決定については,「10.3 メッセージがキューから取り出される順序」を参照してください。

注意

MQGET命令を繰り返し使用したい場合(キューにあるメッセージを一とおり参照する場合など)は,各命令の発行後にMsgIdおよびCorrelIdフィールドにヌルを設定してください。これによって,取り出されたメッセージの識別子フィールドが消去されます。

メッセージをグループ化したい場合は,GroupIdフィールドは同じグループ内で同じでなければなりません。これは,グループをまとめるために命令が前回と同じ識別子のメッセージを検索するためです。