8.3 動的キューの作成
アプリケーション終了後にキューが不要な場合は,動的キューを使用してください。例えば,応答キューとして動的キューを使用できます。応答キューの名前は,キューにメッセージを登録するときに,MQMD構造体のReplyToQフィールドに指定します。
動的キューを作成するには,MQOPEN命令でモデルキューというひな形を使用してください。モデルキューは,MQAサービス定義のmqaqueatl定義コマンドで指定します。作成する動的キューはモデルキューの属性を取得します。
MQOPEN命令の発行時に,MQOD構造体のObjectNameフィールドにモデルキューの名前を指定してください。命令が完了すると,ObjectNameフィールドには,作成された動的キューの名前が設定されます。また,ObjectQMgrNameフィールドには,ローカルキューマネジャの名前が設定されます。
作成する動的キューの名前を指定する方法には,次に示す三つがあります。
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MQOD構造体のDynamicQNameフィールドに完全な名前を指定します。
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名前のプリフィクス(32文字以下)を指定し,キューマネジャに残りの名前を作成させます。キューマネジャがユニークな名前を生成しますが,特定のプリフィクスを使用して生成することもできます。この方法を使用するには,DynamicQNameフィールドに指定する最後の文字(空白以外)にアスタリスクを指定してください。
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キューマネジャに完全な名前を作成させます。この方法を使用するには,DynamicQNameフィールドの最初の文字位置にアスタリスクを指定します。