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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成の手引


4.3.8 転送キュー

アプリケーションがメッセージをリモートキューに送信するとき,ローカルキューマネジャは,転送キューという特別なローカルキューにメッセージを格納します。

メッセージチャネルエージェント(MQTサーバ)は転送キューとリモートキューマネジャに関連づけられ,メッセージの転送を処理します。メッセージが転送されると,メッセージは転送キューから削除されます。

メッセージは複数のキューマネジャまたはノードを経由して最終あて先に届きます。経路の各キューマネジャには転送キューがあり,転送キューには次ノードへの転送を待つメッセージが保持されます。複数の転送キューがある特定のキューマネジャもあります。最終あて先が異なっても次のあて先が同じであるメッセージは,一つの転送キューに保持されます。同じリモートキューマネジャに複数の転送キューがあり,異なる種類のサービスに使用されていることもあります。

転送キューにメッセージが登録されたことをMQTサーバが検出し,チャネルを開始できます。MQTサーバのトリガ起動によるチャネル開始については,マニュアル「TP1/Message Queue 使用の手引」を参照してください。