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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成の手引


3.7 メッセージ永続性

永続メッセージは,システムジャーナルやキューファイルに書き出されます。システムジャーナルへの書き出しはTP1/Message Queueの環境に依存します。キューマネジャを障害後に再開始する場合,永続メッセージはシステムジャーナルから必要に応じて回復されます。キューマネジャが終了すると,オペレータコマンドの結果であるのか,システムの障害であるのかに関係なく,永続でないメッセージは破棄されます。

メッセージを作成するときにメッセージ記述子をデフォルトで初期化すると,MQOPEN命令で指定されたキューのDefPersistence属性にあるメッセージ永続性が使用されます。また,MQMD構造体のPersistenceフィールドを使用して,ユーザがメッセージの永続性を指定することもできます。

永続メッセージを使用する場合にはアプリケーションの性能に影響があります。影響範囲は,使用するコンピュータのI/Oサブシステムと各OSでの同期点の使用方法によって異なります。

非永続メッセージは同期点外で取り出しを実行するときのファーストメッセージ機能で使用できます。ファーストメッセージ機能については,マニュアル「TP1/Message Queue 使用の手引」を参照してください。