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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成の手引


2.5.3 複数OS向けのアプリケーション

アプリケーションを複数のOSで動作させる場合には,プログラムコードがOSに依存しないように作成してください。

C言語を使用する場合,OSに固有の関数が高速であっても,標準ライブラリを使用してください。処理速度が重要な場合は,#ifdefを使用して両方のコードを記述してください。

例えば,次に示すとおり記述します。

#ifdef _HPUX
    HP-UX固有のコード
#else
    標準のコード
#endif

プログラムコードをほかのOSに移植する場合,#ifdefを検索して必要なコードを追加したり変更したりできます。

プログラムコードをOSに依存しないようにすることと,単純な命名規則を使用することを心掛けてください。