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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成の手引


2.1 設計計画

TP1/Message Queueが提供する機能をどのように利用するか決めてください。

次に示す検討項目があります。

使用するキュータイプ

必要になるたびにキューを作成するのか,設定済みのキューを使用するのか検討します。使用したあとにキューを削除するのか,再度使用するのか検討します。アプリケーションの独立性のために別名キューを使用するのか検討します。キュータイプについては,「4.3 キュー」を参照してください。

使用するメッセージタイプ

単純なメッセージには,非問い合わせメッセージを使用します。その他の応答が必要な状況では,問い合わせメッセージを使用します。特定メッセージに異なる優先度を設定することもできます。

データの一貫性の保持

OpenTP1が提供するトランザクション機能を使用すると,その他のリソースとのデータの一貫性を保持できます。また,メッセージの重要性に応じて永続メッセージにするか非永続メッセージにするかを検討します。

例外とエラーへの対処

転送されなかったメッセージをどのように処理するか,また,キューマネジャによって報告されるエラー状況をどのように解決するか検討します。報告オプションにはMQPUT命令およびMQPUT1命令のReportオプションの設定が必要です。

以降では,ここで挙げた項目でTP1/Message Queueが提供する機能について説明します。