分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSI-TP編
TP1/NET/OSI-TPで扱う論理端末の端末タイプは,any(任意型)です。この端末タイプを指定することで,TP1/NET/OSI-TPで使用するすべての通信形態に対応できます。
アプリケーションは,ユーザが送受信データの中に指定したアプリケーション名をキーとして,一つのUAP(MHP)プロセスで実行されます。アプリケーションは,サービスの方式によって型が異なります。この型を,TP1/Message Controlのアプリケーション属性の一つとして,システム定義で指定します。
TP1/NET/OSI-TPで指定するアプリケーションの型は,非応答型(noans)です。
論理端末の端末タイプ,メッセージ,アプリケーションの型,UAPインタフェース,および通信形態の関係を次の表に示します。
表2-2 論理端末の端末タイプ,メッセージ,アプリケーションの型,UAPインタフェース,および通信形態の関係
| 論理端末の端末タイプ | メッセージ | アプリケーションの型 | UAPインタフェース | 通信形態 |
|---|---|---|---|---|
| any (任意型論理端末) |
一方送信メッセージ | 非応答型 (noans) |
receive | 一方受信 |
| sendsync | 同期送信 | |||
| recvsync | 同期受信 | |||
| sendrecv | 同期送受信 |
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