分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSI-TP編

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2.1.5 論理端末とアプリケーションの型の関係

TP1/NET/OSI-TPで扱う論理端末の端末タイプは,any(任意型)です。この端末タイプを指定することで,TP1/NET/OSI-TPで使用するすべての通信形態に対応できます。

アプリケーションは,ユーザが送受信データの中に指定したアプリケーション名をキーとして,一つのUAP(MHP)プロセスで実行されます。アプリケーションは,サービスの方式によって型が異なります。この型を,TP1/Message Controlのアプリケーション属性の一つとして,システム定義で指定します。

TP1/NET/OSI-TPで指定するアプリケーションの型は,非応答型(noans)です。

論理端末の端末タイプ,メッセージ,アプリケーションの型,UAPインタフェース,および通信形態の関係を次の表に示します。

表2-2 論理端末の端末タイプ,メッセージ,アプリケーションの型,UAPインタフェース,および通信形態の関係

論理端末の端末タイプ メッセージ アプリケーションの型 UAPインタフェース 通信形態
any
(任意型論理端末)
一方送信メッセージ 非応答型
(noans)
receive 一方受信
sendsync 同期送信
recvsync 同期受信
sendrecv 同期送受信