分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/HDLC編

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4.2.4 MCFイベント情報の形式(COBOL言語)

COBOL言語の場合はセグメントの並びとして渡されます。COBOL言語のUAPの場合,MCFイベントの内容を表4-2〜表4-8に示します。このとき,データ形式1とデータ形式2で先頭の有無とこれによる位置(バイト)が異なるため,データ形式別に位置(バイト)を分けて説明します。

表4-2 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(ERREVT1

項目 位置(バイト) 長さ
(バイト)
属性 内容
形式1 形式2
予備(形式1のときだけ) 0 2
予備(形式1のときだけ) 2 2
エラーイベントコード 4 0 3 英数字 'ERR'が設定されます。
7 3 3
10 6 2 英数字 ERREVT1を示す'1△'が設定されます。
入力元論理端末名称 12 8 8 英数字 メッセージを入力した論理端末名称です。
予備 20 16 20
アプリケーション名 40 36 8 英数字 次に示すどれかが設定されます。
  • 形式不正となったアプリケーション名
  • 定義されていないアプリケーション名
予備 48 44 8
予備 56 52 8
予備 64 60 8
コネクション名 72 68 8 英数字 コネクション名です。
予備 80 76 16
メッセージが入力された日付 96 92 8 外部10進数字 端末入力メッセージを入力した日付です。YYYYMMDDの形式です。
YYYY:西暦の年
MM:月
DD:日
メッセージが入力された時刻 104 100 8 外部10進数字 端末入力メッセージを入力した時刻です。HHMMSS00の形式です。
HH:時
MM:分
SS:秒
00は固定です。
予備 112 108 16

(凡例)
−:該当しません。または,使用されません。
 

表4-3 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(ERREVT2

項目 位置(バイト) 長さ
(バイト)
属性 内容
形式1 形式2
予備(形式1のときだけ) 0 2
予備(形式1のときだけ) 2 2
エラーイベントコード 4 0 3 英数字 'ERR'が設定されます。
7 3 3
10 6 2 英数字 ERREVT2を示す'2△'が設定されます。
入力元論理端末名称 12 8 8 英数字 メッセージを入力した論理端末名称です。次に示す場合には,'*'が設定されます。
  • SPPがアプリケーション起動をしたMHPで障害が発生した場合
  • 上記の障害発生時にMCFイベントとして起動されたMHPによって,さらにアプリケーション起動されたMHPで,障害が発生した場合
予備 20 16 20
アプリケーション名 40 36 8 英数字 エラーになったUAPのアプリケーション名です。
予備 48 44 8
予備 56 52 8
予備 64 60 8
コネクション名 72 68 8 英数字 コネクション名です。次に示す場合には,'*'が設定されます。
  • SPPがアプリケーション起動をしたMHPで障害が発生した場合
  • 上記の障害発生時にMCFイベントとして起動されたMHPによって,さらにアプリケーション起動されたMHPで,障害が発生した場合
予備 80 76 16
メッセージが入力された日付 96 92 8 外部10進数字 端末入力メッセージを入力した日付です。YYYYMMDDの形式です。
YYYY:西暦の年
MM:月
DD:日
メッセージが入力された時刻 104 100 8 外部10進数字 端末入力メッセージを入力した時刻です。HHMMSS00の形式です。
HH:時
MM:分
SS:秒
00は固定です。
理由コード 112 108 4 外部10進数字 理由コードが設定されます。
予備 116 112 12

(凡例)
−:該当しません。または,使用されません。

注※
理由コードの詳細については,「付録C 理由コード一覧」を参照してください。
 

表4-4 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(ERREVT3

項目 位置(バイト) 長さ
(バイト)
属性 内容
形式1 形式2
予備(形式1のときだけ) 0 2
予備(形式1のときだけ) 2 2
エラーイベントコード 4 0 3 英数字 'ERR'が設定されます。
7 3 3
10 6 2 英数字 ERREVT3を示す'3△'が設定されます。
入力元論理端末名称 12 8 8 英数字 メッセージを入力した論理端末名称です。次に示す場合は,'*'が設定されます。
  • SPPがアプリケーション起動をしたMHPで,障害が発生した場合
  • 上記の障害発生時にMCFイベントとして起動されたMHPが,さらにアプリケーション起動をしたMHPで,障害が発生した場合
予備 20 16 20
予備 40 36 8
マップ名 48 44 8 MCFが使用します。
アプリケーション名 56 52 8 英数字 異常が発生したメッセージのアプリケーション名です。
予備 64 60 8
コネクション名 72 68 8 英数字 コネクション名です。次に示す場合は,'*'が設定されます。
  • SPPがアプリケーション起動をしたMHPで,障害が発生した場合
  • 上記の障害発生時にMCFイベントとして起動されたMHPが,さらにアプリケーション起動をしたMHPで,障害が発生した場合
予備 80 76 16
メッセージが入力された日付 96 92 8 外部10進数字 端末入力メッセージを入力した日付です。YYYYMMDDの形式です。
YYYY:西暦の年
MM:月
DD:日
メッセージが入力された時刻 104 100 8 外部10進数字 端末入力メッセージを入力した時刻です。HHMMSS00の形式です。
HH:時
MM:分
SS:秒
00は固定です。
予備 112 108 16
サービス名 128 124 31 英数字 異常が発生したUAPのアプリケーション名に対応するサービス名です。
予備 159 155 1
サービスグループ名 160 156 31 英数字 異常が発生したUAPのサービスグループ名です。
予備 191 187 1
トランザクションID(BID) 192 188 36 2進数字 異常が発生したトランザクションのBIDです。
予備 228 224 28

(凡例)
−:該当しません。または,使用されません。
 

表4-5 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(ERREVTA

項目 位置(バイト) 長さ
(バイト)
属性 内容
形式1 形式2
予備(形式1のときだけ) 0 2
予備(形式1のときだけ) 2 2
エラーイベントコード 4 0 3 英数字 'ERR'が設定されます。
7 3 3
10 6 2 英数字 ERREVTAを示す'A△'が設定されます。
出力先論理端末名称 12 8 8 英数字 メッセージを出力する論理端末名称です。
予備 20 16 20
予備 40 36 8
マップ名 48 44 8 MCFが使用します。
アプリケーション名 56 52 8 英数字 正常終了したメッセージのアプリケーション名です。
MHPから送信されたメッセージの場合設定されます。MHP以外から送信された場合は空白が設定されます。
予備 64 60 8
予備 72 68 8
予備 80 76 16
メッセージが入力された日付 96 92 8 外部10進数字 端末入力メッセージを入力した日付です。YYYYMMDDの形式です。
YYYY:西暦の年
MM:月
DD:日
メッセージが入力された時刻 104 100 8 外部10進数字 端末入力メッセージを入力した時刻です。HHMMSS00の形式です。
HH:時
MM:分
SS:秒
00は固定です。
予備 112 108 16
予備 128 124 31
予備 159 155 1
予備 160 156 31
予備 191 187 1
予備 192 188 36
予備 228 224 28

(凡例)
−:該当しません。または,使用されません。
 

表4-6 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(SCMPEVT

項目 位置(バイト) 長さ
(バイト)
属性 内容
形式1 形式2
長さ(形式1のときだけ) 0 2 MCFが使用します。
予備(形式1のときだけ) 2 2
イベントコード 4 0 8 英数字 'SCMPEVT'が設定されます。
出力先論理端末名称 12 8 8 英数字 メッセージの送信が完了した論理端末名称です。
予備 20 16 8
コネクション名 28 24 8 英数字 コネクション名です。
メッセージが入力された日付 36 32 8 外部10進数字 送信完了イベントが通知された日付です。YYYYMMDDの形式です。
YYYY:西暦の年
MM:月
DD:日
メッセージが入力された時刻 44 40 8 外部10進数字 送信完了イベントが通知された時刻です。HHMMSS00の形式です。
HH:時
MM:分
SS:秒
00は固定です。
出力通番 52 48 4 2進数字 出力通番です。出力通番がない場合は,(FFFFFFFF)16が設定されます。
出力マップ名 56 52 8 英数字 MCFが使用します。
メッセージ種別 64 60 1 英数字 メッセージ種別が設定されます。
n:一般メッセージ
p:優先一方送信メッセージ
理由コード 65 61 1 英数字 理由コードが設定されます。
△:送信が正常に完了しました。
予備 66 62 9
プロトコル個別情報 75 71 16 英数字 MCFが使用します。
予備 91 87 19

(凡例)
−:該当しません。または,使用されません。
 

表4-7 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(CERREVT

項目 位置(バイト) 長さ(バイト) 属性 内容
イベントコード 0 8 英数字 イベントコード「CERREVT」が設定されます。
入力元論理端末名称 8 8 英数字 障害の発生した論理端末名称が設定されます。コネクション障害時は無効です。
予備 16 8
入力元コネクション名 24 8 英数字 コネクション名が設定されます。
メッセージ入力日付 32 8 外部10進数字 CERREVTを入力した日付です。
メッセージ入力時刻 40 8 外部10進数字 CERREVTを入力した時刻です。
障害要因コード 48 4 2進数字 障害要因が設定されます。
(00000030)16:コネクション障害
(00000031)16:論理端末障害
理由コード1※1 52 4 2進数字 理由コード1が設定されます。
理由コード2※1 56 4 2進数字 理由コード2が設定されます。
回復可否識別 60 4 2進数字 発生した障害が,自動回復できるかが設定されます。
(00000000)16:回復可能障害
(00000010)16:回復不可能障害
自動再確立有無識別※2 64 4 2進数字 障害発生後,コネクションを自動再確立しているかが設定されます。
(00000000)16:再確立実行中
(00000010)16:再確立未実行
切断理由コード 68 4 2進数字 XNF/AS/HDLCから通知されたコネクションの切断理由コードが設定されます。
障害レベルがコネクション障害(00000030)16のときだけ有効です。
切断理由コードについては,マニュアル「通信管理 XNF/AS 解説・運用編」を参照してください。
予備 72 32

(凡例)
−:該当しません。または,使用されません。

相手システムからUERRを受信した場合で,UERRの利用者情報が設定されていたとき,利用者情報をCERREVTの第2セグメントに設定します。

注※1
理由コード1,および理由コード2は,「付録C 理由コード一覧」を参照してください。

注※2
コネクションの自動再起動指定によって,TP1/NET/HDLCが再確立している場合は,再確立実行中が設定されます。コネクションが手動起動指定の場合は,再確立未実行が設定されます。
 

表4-8 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(COPNEVTCCLSEVT

項目 位置(バイト) 長さ(バイト) 属性 内容
イベントコード 0 8 英数字 イベントコード「COPNEVT」,または「CCLSEVT」が設定されます。
入力元論理端末名称 8 8 英数字 論理端末の閉塞解除を通知するCOPNEVTの場合は,閉塞解除した論理端末名称が設定されます。
コネクション確立を通知するCOPNEVTおよびCCLSEVTでは無効です。
予備 16 8
入力元コネクション名 24 8 英数字 コネクション名が設定されます。
メッセージ入力日付 32 8 外部10進数字 COPNEVT,CCLSEVTを入力した日付です。
メッセージ入力時刻 40 8 外部10進数字 COPNEVT,CCLSEVTを入力した時刻です。
予備 48 56

(凡例)
−:該当しません。または,使用されません。