TP1/NET/User Agentは，UAプロトコルデータ単位を最小の単位にして，メッセージの送受信を行います。TP1/NET/User Agentで送受信するUAプロトコルデータ単位について，次の表に示します。

表2-1　TP1/NET/User AgentのUAプロトコルデータ単位

UAプロトコルデータ単位	機能概要	備考
UINT	初期設定	発呼だけのサポートです。
UOPN	個別開局	発呼だけのサポートです。
UEND	終了	−
UINQ	問い合わせ	UREPの応答が必要です。
UREP	応答	UINQに対して必要です。
UBRD	一方送信	−
UERR	例外報告	−
UINF	状態通知	−

（凡例）

−：備考はありません。

TP1/NET/User AgentのAP間通信の仕組みについて説明します。

＜この節の構成＞

2.1.1　コネクションの確立と解放

2.1.2　コネクションと論理端末の関係

2.1.3　経路交代

2.1.4　論理端末とアプリケーションの型の関係

2.1.5　メッセージの分割と組み立て

2.1.6　UAの開局と閉局