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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/TCP/IP編


C言語のライブラリ関数の一覧

TP1/NET/TCP/IPで使用するC言語のライブラリ関数の一覧について説明します。

C言語のライブラリ関数に対応する機能の一覧を次の表に示します。

表3‒1 C言語のライブラリ関数に対応する機能の一覧

関数名

機能

dc_mcf_contend

継続問い合わせ応答の終了

dc_mcf_receive

メッセージの受信

dc_mcf_recvsync

同期型メッセージの受信

dc_mcf_reply

応答メッセージの送信

dc_mcf_resend

メッセージの再送

dc_mcf_send

一方送信メッセージの送信

dc_mcf_sendrecv

同期型メッセージの送受信

dc_mcf_sendsync

同期型メッセージの送信

dc_mcf_tactcn

コネクションの確立

dc_mcf_tactle

論理端末の閉塞解除

dc_mcf_tdctcn

コネクションの解放

dc_mcf_tdctle

論理端末の閉塞

dc_mcf_tempget

一時記憶データの受け取り

dc_mcf_tempput

一時記憶データの更新

dc_mcf_tlscn

コネクションの状態取得

dc_mcf_tlsle

論理端末の状態取得

dc_mcf_tlsln

サーバ型コネクションの確立要求の受付状態取得

dc_mcf_tofln

サーバ型コネクションの確立要求の受付終了

dc_mcf_tonln

サーバ型コネクションの確立要求の受付開始

なお,UAP作成の詳細については,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成の手引」を参照してください。その他の関数については,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成リファレンス C言語編」を参照してください。

〈このページの構成〉

NULLまたはヌル文字列設定時のコーディング例

C言語のライブラリ関数の引数にNULLまたはヌル文字列を設定する場合のコーディング例を示します。

NULLを設定する場合
char *resv01=NULL;
dc_mcf_receive(…, resv01, …);
ヌル文字列を設定する場合
char resv01[1]="\0";
dc_mcf_receive(…, resv01, …);

resv01以外のdc_mcf_receive関数の引数は省略しています。