分散トランザクション処理機能 TP1/Client for .NET Framework 使用の手引

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2.12.2 セキュリティポリシーの設定

Client .NETをインストールおよび実行することで,インストールおよび実行したOS上の.NET Frameworkのコードアクセスセキュリティポリシーを変更してしまうことはありません。

Client .NETの機能を利用するためには,次に示すファイルに必要なアクセス許可が与えられていなければなりません。必要なアクセス許可が与えられていない場合は,コマンドやアプリケーションが実行できません。

<この項の構成>
(1) .NET Frameworkのコードアクセスセキュリティポリシーの影響を受けるファイル(アセンブリ)
(2) 必要なアクセス許可

(1) .NET Frameworkのコードアクセスセキュリティポリシーの影響を受けるファイル(アセンブリ)

(2) 必要なアクセス許可

運用コマンドには完全信頼を指定する必要があります。Hitachi.OpenTP1.Client.dllには次の表に示すアクセス許可がすべて必要です。

表2-40 Hitachi.OpenTP1.Client.dllに必要なアクセス許可

アクセス許可の種類 アクセス許可
セキュリティ コードの実行を有効にする
リフレクション 無制限
ファイルIO 無制限
ソケットアクセス 無制限
DNS 無制限