分散トランザクション処理機能 TP1/Client for .NET Framework 使用の手引

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2.11 MSDTC連携機能

MSDTC連携機能を使用すると,MSDTCを利用するほかのリソースとOpenTP1が使用するリソースとの間で分散トランザクション連携ができます。

Client .NETからMSDTC連携機能を使用する場合は,Connector .NETが必要です。Client .NET単体の場合はMSDTC機能は使用できません。詳細については,マニュアル「TP1/Connector for .NET Framework 使用の手引」のMSDTC連携機能に関する記述を参照してください。

MSDTC連携機能を使用する場合にClient .NETで使用できる機能を次の表に示します。

表2-39 MSDTC連携機能使用時にClient .NETで使用できる機能

分類 Client .NETの機能 使用可否
Client .NETの通信方式 リモートAPI機能
スケジューラダイレクト機能 ×
ネームサービス ×
コネクトモード オートコネクトモード
非オートコネクトモード ×
RPCの呼び出し形態 同期応答型RPC
非応答型RPC
連鎖型RPC
トランザクションを引き継がないRPC
(凡例)
○:使用できます。
×:使用できません。

なお,Client .NET構成定義の<tp1Server>要素に指定できる窓口となるTP1/Serverは,プロファイルIDごとに一つだけ指定してください。複数指定した場合,トランザクションを正常に制御できません。