分散トランザクション処理機能 TP1/Client for .NET Framework 使用の手引
トランザクションが正常終了したときの同期点取得(コミット)は,CUP.NETからTP1ClientクラスのCommitメソッドを呼び出して要求します。
グローバルトランザクションは,すべてのトランザクションブランチが正常に終了したことで正常終了となります。
トランザクション処理の同期点取得には,次の2種類があります。
次の場合,トランザクションはロールバックされます。
トランザクションでエラーが発生すると,TP1ClientクラスのCommitメソッドで例外が発生します。そのトランザクションは部分回復対象としてロールバックされます。グローバルトランザクション内のどれか一つのトランザクションブランチでエラーが発生した場合でも,グローバルトランザクション全体がロールバックの対象となります。
このときTP1/Serverは,トランザクションブランチをロールバック対象と見なして,部分回復処理をします。
トランザクションをCUP.NETの判断でロールバックしたいときは,CUP.NETからロールバック要求のメソッドを呼び出して行います。
トランザクション処理のロールバックには,次の2種類があります。
トランザクションに関する次に示す時間をClient.NET構成定義で指定できます。詳細については,「3. 構成定義」の「transaction」を参照してください。
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