付録A.1 TP1/Server Base
TP1/Server Baseのシステムサービスプロセスを,次に示します。
実行形式ファイル名 |
稼働数 |
サービス |
関連するシステム定義 |
入出力するファイル |
---|---|---|---|---|
admrsvre |
0以上 |
部分回復 |
プロセスサービス定義 |
なし |
cltcond |
0以上 |
CUP実行サービス |
クライアントサービス定義 |
なし |
cltd |
0または1 |
クライアント拡張サービス |
クライアントサービス定義 |
なし |
clttrnd |
0以上 |
クライアント実行プロセス |
クライアントサービス定義 |
なし |
cpdd |
1以上 |
チェックポイントダンプサービス |
ジャーナルサービス定義 チェックポイントダンプサービス定義 |
チェックポイントダンプファイル |
dcservice |
1 |
Windowsサービスプロセス |
なし |
なし |
itvd |
1 |
インタバルタイマサービス |
インタバルサービス定義 |
なし |
jnld |
1 |
ジャーナル管理サービス |
ジャーナルサービス定義 |
なし |
jnliod |
1〜16※1 |
ジャーナルファイル入出力サービス |
なし |
システムジャーナルファイル |
jnlswd |
1 |
ジャーナルファイル管理サービス |
システムジャーナルサービス定義 |
なし |
jnlutld |
0または1※2 |
ジャーナルユティリティサービス |
システムジャーナルサービス定義 |
システムジャーナルファイル |
logd |
1 |
ログサービス |
ログサービス定義 |
メッセージログファイル |
namaudtd |
0または1 |
ネームサービス |
ネームサービス定義 |
なし |
namd |
1※3 |
ネームサービス |
ネームサービス定義 |
なし |
prcd |
1 |
プロセスサービス(スーパユーザプロセス) |
プロセスサービス定義 |
なし |
prctee |
0または1※4 |
標準出力リダイレクトサービス |
システム環境定義 |
標準出力リダイレクトファイル |
prfiop※5 |
0,8,または9※6 |
性能検証用トレース取得サービス |
システム共通定義 |
トレースファイル |
qued |
0または1 |
キューサービス |
メッセージキューサービス定義 |
メッセージキューファイル |
rapclman |
0または1 |
リモートAPI機能 |
rapクライアントマネジャサービス定義 |
なし |
raplisnr |
0〜1024 |
リモートAPI機能 |
rapリスナーサービス定義 |
トレースファイル |
rapservr |
0〜1024 |
リモートAPI機能 |
rapリスナーサービス定義 |
トレースファイル |
rtsspp |
0以上 |
リアルタイム統計情報サービス |
リアルタイム取得項目定義 |
RTSログファイル |
rtssup |
0以上 |
リアルタイム統計情報サービス |
リアルタイム取得項目定義 |
RTSログファイル |
scdd |
1※3 |
スケジューラ |
スケジュールサービス定義 |
なし |
scdmltd |
0以上 |
スケジューラ |
スケジュールサービス定義 |
なし |
stsd |
1 |
ステータスサービス |
ステータスサービス定義 |
ステータスファイル |
tjld |
1 |
トランザクションジャーナルサービス |
なし |
トランザクションリカバリジャーナルファイル |
trnd |
1※3 |
トランザクション管理サービス |
トランザクションサービス定義 |
なし |
trnrmd |
1 |
リソースマネジャ監視サービス |
トランザクションサービス定義 |
なし |
trnrvd |
1以上 |
トランザクション回復サービス |
トランザクションサービス定義 |
なし |
dcmond |
1 |
OpenTP1監視サービス |
システム共通定義 |
なし |
- 注※1
-
この値は,次に示す計算式で算出されます。
a×b
a:ジャーナルを二重化しているときは2,二重化していないときは1。
b:システムジャーナルファイルの並列アクセス機能での最大分散数。
- 注※2
-
システムジャーナルサービス定義のjnl_auto_unloadオペランドにYを指定した場合,稼働数が1になります。
- 注※3
-
OpenTP1プロセスの監視を行う場合は,これらのプロセスのどれかを監視対象プロセスとして設定してください。
- 注※4
-
システム環境定義のredirect_fileオペランドにYを指定した場合,稼働数が1になります。
- 注※5
-
トレース取得用のプロセスです。このプロセスはprclsコマンドでは表示されません。起動有無を確認する場合は,Windowsのタスクマネジャのプロセス一覧で確認してください。
- 注※6
-
システムの稼働数は,次のとおりです。
・システム共通定義のprf_traceオペランドにNを指定した場合
稼働数は0になります。
・システム共通定義のprf_traceオペランドにYを指定した場合
MCFを使用しないとき,稼働数は8になります。
MCFを使用するとき,稼働数は9になります。