4.6.1　dc_clt_send_s − メッセージの送信

(1)　形式

#include <dcvclt.h>
DCLONG dc_clt_send_s(DCCLT_ID cltid, char *buff,
                     DCLONG sendleng, char *hostname,
                     unsigned short portnum, DCLONG flags)

#include <dcvclt.h>
int dc_clt_send(char *buff, DCLONG sendleng, char *hostname,
                unsigned short portnum, DCLONG flags)

#include <dcvclt.h>
DCLONG dc_clt_send_s(DCCLT_ID cltid, char CLTFAR *buff,
                     DCLONG sendleng, char CLTFAR *hostname,
                     unsigned short portnum, DCLONG flags)

#include <dcvclt.h>
int dc_clt_send(char CLTFAR *buff, DCLONG sendleng,
                char CLTFAR *hostname,
                unsigned short portnum, DCLONG flags)

ページの先頭へ

(2)　機能

MHPへメッセージを送信します。

dc_clt_send_s関数を実行する場合，flagsにDCCLT_ONEWAY_SND，またはDCCLT_SNDRCVを指定したdc_rpc_open_s関数を，あらかじめ実行しておく必要があります。

ページの先頭へ

(3)　UAPで値を設定する引数

• cltid

  dc_clt_cltin_s関数で受け取ったクライアントIDを指定します。

• buff

  送信するメッセージが格納されている領域を指定します。sendlengで指定する長さ以上の領域を指定してください。

• sendleng

  送信するメッセージの長さを指定します。

• hostname

  コネクションが確立されていない場合，接続するノードのホスト名を指定します。

  NULLを指定すると，dc_rpc_open_s関数を実行したときに取得したクライアント環境定義DCSNDHOSTの内容を参照します。

  ホスト名として指定できる長さは，63文字^※までです。

  ホスト名として，10進ドット記法のIPアドレスを指定することもできます。

  注※

  クライアント環境定義DCCLTOPTIONに00000008を指定した場合，ホスト名として指定できる長さは255文字までとなります。

• portnum

  コネクションが確立されていない場合，コネクションを確立して接続するノードのポート番号を指定します。

  0を指定すると，dc_rpc_open_s関数を実行したときに取得したクライアント環境定義DCSNDPORTの内容を参照します。

• flags

  メッセージを送信後に，コネクションを解放するかどうかを指定します。

  DCNOFLAGS：メッセージを送信後，コネクションを解放しません。

  DCCLT_SND_CLOSE：メッセージを送信後，コネクションを解放します。

  DCNOFLAGSを指定した場合，dc_rpc_close_s関数を実行するまでコネクションを解放しません。ただし，障害時を除きます。

ページの先頭へ

(4)　リターン値

ページの先頭へ

(5)　注意事項

メッセージ送信時に相手システムからコネクションが解放された場合，送信するメッセージ長によっては，コネクションが解放されたことを検知できないことがあります。この場合は，この関数の次以降に発行する関数で検知することがあります。CUPを作成するときは，このことを考慮してください。

ページの先頭へ