4.6.2　dc_clt_receive_s − メッセージの受信

(1)　形式

#include <dcvclt.h>
DCLONG dc_clt_receive_s(DCCLT_ID cltid, char *buff,
                        DCLONG recvleng, DCLONG timeout,
                        DCLONG flags)

#include <dcvclt.h>
int dc_clt_receive(char *buff, DCLONG recvleng, DCLONG timeout,
                   DCLONG flags)

#include <dcvclt.h>
DCLONG dc_clt_receive_s(DCCLT_ID cltid, char CLTFAR *buff,
                        DCLONG recvleng, DCLONG timeout, 
                        DCLONG flags)

#include <dcvclt.h>
int dc_clt_receive(char CLTFAR *buff, DCLONG recvleng,
                   DCLONG timeout,
                   DCLONG flags)

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(2)　機能

MHPが送信したメッセージを受信します。

dc_clt_receive_s関数を実行する場合，flagsにDCCLT_ONEWAY_RCV，またはDCCLT_SNDRCVを指定したdc_rpc_open_s関数を，あらかじめ実行しておく必要があります。

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(3)　UAPで値を設定する引数

• cltid

  dc_cltin_s関数で受け取ったクライアントIDを指定します。

• buff

  受信したメッセージを格納する領域を指定します。recvlengで指定する長さ以上の領域を指定してください。

• recvleng

  受信するメッセージの長さを指定します。

• timeout

  メッセージ受信時の最大待ち時間（秒）を指定します。-1から65535の整数を指定してください。

  -1を指定した場合は，メッセージを受信するまで無制限に待ちます。

  0を指定した場合は，メッセージの受信を待ちません。受信するメッセージがなかった場合は，DCCLTER_TIMED_OUTでエラーリターンします。

  1から65535を指定した場合は，指定した秒数だけメッセージの受信を待ちます。指定した秒数を過ぎてもメッセージを受信できない場合は，DCCLTER_TIMED_OUTでエラーリターンします。

• flags

  メッセージを受信後に，コネクションを解放するかどうかを指定します。

  DCNOFLAGS：メッセージを受信後，コネクションを解放しません。

  DCCLT_RCV_CLOSE：メッセージを受信後，コネクションを解放します。

  DCNOFLAGSを指定した場合，dc_rpc_close_s関数を実行するまでコネクションを解放しません。ただし，障害時を除きます。

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(4)　値が返される引数

• buff

  受信したメッセージが返されます。

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(5)　リターン値

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(6)　注意事項

• dc_clt_receive_s関数は，次に示す場合だけ，CUPに制御を戻します。

  • MHPからrecvlengで指定した長さ分のメッセージを受信した場合

    指定した長さより短いメッセージを受信してもCUPに制御は戻しません

  • MHPからのメッセージ受信時に，時間切れ（タイムアウト）が発生した場合

  • MHPからコネクションが解放された場合

    指定した長さより短いメッセージを受信してもCUPに制御は戻しません

  • ネットワーク障害が発生した場合

• dc_clt_receive_s関数の発行時に，MHPからコネクションが解放された場合，DCCLTER_CONNFREEでエラーリターンします。

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