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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 クライアント使用の手引 TP1/Client/W,TP1/Client/P編


4.3.5 dc_rpc_set_watch_time_s − サービス応答待ち時間の更新

〈この項の構成〉

(1) 形式

(a) _s付き関数の場合

#include <dcvrpc.h>
DCLONG dc_rpc_set_watch_time_s(DCCLT_ID cltid, DCLONG var)

(b) _s無し関数の場合

#include <dcvrpc.h>
DCLONG dc_rpc_set_watch_time(DCLONG var)

(2) 機能

サービス要求の応答待ち時間を変更します。この関数を使用した場合,以降のdc_rpc_call_s関数では,この関数で指定したサービス要求の応答待ち時間が使用されます。この関数で指定した値は,dc_rpc_close_s関数を実行するまで有効です。ただし,この関数は,クライアント環境定義DCWATCHTIMに指定した値を変更しません。

dc_rpc_set_watch_time_s関数で値を変更する前にdc_rpc_get_watch_time_s関数を実行して,変更前の値を記録しておく必要があります。

(3) UAPで値を設定する引数

(4) リターン値

リターン値

数値

(10進数)

意味

DC_OK

0

正常終了しました。

DCRPCER_INVALID_ARGS

-2401

varに設定した値が間違っています。

DCRPCER_PROTO

-2402

dc_rpc_open_s関数が実行されていません。

DCRPCER_NO_BUFS

-2404

メモリ不足が発生しました。

DCRPCER_INVALID_CLTID

-2544

cltidに指定したクライアントIDは,dc_clt_cltin_s関数で受け取ったクライアントIDと異なっています。