分散トランザクション処理機能 OpenTP1 メッセージ
KFCA00105-Eメッセージとともにアボートコードが出力された場合は,次のように対処してください。ただし,mで始まるアボートコードの説明には,KFCA00105-E以外のメッセージとともに出力する,自己矛盾コードまたは保守情報も含めて記載しています。
aまたはAで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-1 aまたはAで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| accls06 | dc_rpc_mainloop,またはdc_adm_completeを発行しませんでした。 | KFCA01844-EメッセージのPROTOCOLに示す対策をしてください。 |
| accom02 accom04 |
システム共通定義のdcbindht定義とマルチノード物理定義とで矛盾が生じました。 | システム共通定義のdcbindht定義にTP1/Multiで使うネットワーク名が書かれていないか確認し,書いてある場合は削除してください。 |
| acfrc07 | OpenTP1が停止直前にdcstopでシステム強制停止しました。 | OpenTP1が停止している場合は,問題ありません。停止していない場合は,保守員に連絡してください。 |
| acn1203 acs1204 |
システム共通定義のdcbindht定義とマルチノード物理定義とで矛盾が生じました。 | システム共通定義のdcbindht定義にTP1/Multiで使うネットワーク名が書かれていないか確認し,書いてある場合は削除してください。 |
| acupp11 | 環境変数($DCDIR)が未定義または不正です。 | 環境変数($DCDIR)が正しく設定されているか確認してください。ほかにメッセージが出力されている場合は,それに従って対処してください。それ以外の場合は,取得情報を退避し,保守員に連絡してください。 |
| acwsc20 | システム共通定義のdcbindht定義とマルチノード物理定義とで矛盾が生じました。 | システム共通定義のdcbindht定義にTP1/Multiで使うネットワーク名が書かれていないか確認し,書いてある場合は削除してください。 |
| amsrt18 | システム共通定義が不正です。 | 環境変数($DCCONFPATH),システム共通定義が正しく設定されているか確認してください。正しく設定されている場合は,取得情報を退避し,保守員に連絡してください。 |
| amsrt2a | システム環境定義のuser_command_onlineオペランドに指定したシステム開始完了コマンドが正常に終了しませんでした。 | OpenTP1に登録したシステム開始完了コマンドが正常に終了しませんでした。コマンドが正常に動作するかどうか,OpenTP1のメッセージログなどを参考にして確認してください。 |
| ascnf41 amsrt1z |
環境変数($DCDIR)が未定義または不正です。 | 環境変数($DCDIR)が正しく設定されているか確認してください。ほかにメッセージが出力されている場合は,それに従って対処してください。それ以外の場合は,取得情報を退避し,保守員に連絡してください。 |
| asini33 | 環境変数($DCCONFPATH)が示すディレクトリに必要な定義ファイルがないか,またはTP1/LiNKで解析できないファイルがあります。 | 次に示す対策をしたあと,TP1/LiNKを再び開始してください。
|
| asmsg02 | $DCDIRのユーザID,またはグループIDが/etc/passwd,/etc/groupにありません。 | /etc/passwd,/etc/groupにIDを追加してください。 |
| aterm01 | $DCDIR/bin/dcterm1ファイルの所有者がrootではありません。 | dcsetup -dにyで応答し,ファイルを削除したあと,dcsetupを再実行してください。 |
| atfsy09 atmon01 |
OpenTP1が停止直前にdcstopでシステム強制停止しました。 | OpenTP1が停止している場合は,問題ありません。停止していな場合は,保守員に連絡してください。 |
| awcmp11 | システム共通定義が不正です。 | 環境変数($DCCONFPATH),システム共通定義が正しく設定されているか確認してください。正しく設定されている場合は,取得情報を退避し,保守員に連絡してください。 |
| 上記以外でaで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base ADM制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| Aで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base MDA制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
cで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-2 cで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| cで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base CPD制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
dまたはDで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-3 dまたはDで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| dO00211 dO00212 dO00305 dO00309 dO00915 dO00917 |
DAMサービス用共用メモリが不足しています。 | メモリを再度見積もり,DAMサービス定義のdam_cache_size値(またはdam_cache_size_fix値)を定義し直してください。 |
| dO00932 | プロセス固有領域のメモリが不足しています。 | OpenTP1を再起動してください。プロセス数を少なくして,引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。 |
| dO00951 dO00952 dO00954 dO00956 dO01000 dNR0006 dNR0008 dNR0010 dNR0011 dNR0015 dNR0022 dR00110 |
DAMサービス用共用メモリが不足しています。 | メモリを再度見積もり,DAMサービス定義のdam_cache_size値(またはdam_cache_size_fix値)を定義し直してください。 |
| 上記以外でdで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/FS/Direct Access制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| DMip001 | ISTサービスが起動されていません。 | システムサービス構成定義のist_confオペランドにYを設定してください。設定している場合,保守員に連絡してください。 |
| 上記以外でDで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base IST制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
Eで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-4 Eで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| E00002 | SPP.NET内で例外ThreadAbortExceptionが発生したため,SPP.NETのプロセスが異常終了しました。 | SPP.NETの処理内容を確認して再度実行してください。 |
fで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-5 fで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| fa00000 fa00001 fa00002 fa00003 fa10000 fa10002 fa10003 fa10004 fa10006 fa10007 fa20000 fa20001 fa20003 fa20004 fa20005 fa30000 fa30001 fa30002 fa30003 fa30004 fa30005 fa30006 fa30007 fa30008 fa30009 fa40000 fa40001 fa50000 fa50001 fa50002 fa50003 fa50004 fa60000 fa60001 fa70000 fa70001 fa80000 fa80001 fa80002 fa80003 fa80004 fa90000 fa90001 fa90002 |
ファイルサービスで異常が発生しました。 | 取得情報を退避して,すぐ保守員に連絡してください。取得情報については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。 |
| 上記以外でfで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base FIL制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
gまたはGで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-6 gまたはGで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| g000001 g000051 g000052 g000053 g000054 g000055 g000056 g000100 g100001 |
ログサービスで異常が発生しました。 | 取得情報を退避して,すぐ保守員に連絡してください。取得情報については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。 |
| g140002 | dc_gwf_openが2度呼ばれたか,dc_rpc_open呼び出し後にdc_gwf_openが呼び出された可能性があります。 | 次のとおり,プログラムを見直してください。それでも直らなければ,このアボート情報を書き留め,保守員に連絡してください(コアファイルを保存してください)。
|
| g550020 | キュー受信型サーバのキュー操作(システムコール)でエラーが発生しました。 | ユーザサービス定義,またはユーザサービスデフォルト定義に指定したgidオペランドが,OpenTP1管理者のグループIDと異なります。gidオペランドの指定を削除するか,OpenTP1管理者のグループIDを指定してください。 |
| 上記以外でgで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base LOG制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| Gで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base GWF制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
hまたはHで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-7 hまたはHで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| h002006 | ネームサービス情報登録時に異常が発生しました。 | ほかにメッセージが出力されている場合は,それに従って対処してください。それ以外の場合には,取得情報を退避して,すぐ保守員に連絡してください。 |
| h021006 | ユーザサービス定義,またはユーザサービスデフォルト定義のgidオペランドに指定されているグループIDが,OpenTP1管理者のグループIDと異なります。 | ユーザサービス定義,またはユーザサービスデフォルト定義から,gidオペランドを削除してください。 |
| hm02102 hm02301 |
マルチスケジューラデーモンの起動が失敗しました。 | システムサーバ数がシステム環境定義のserver_countオペランドの指定値を超えた可能性があります。マルチスケジューラデーモン数が加算した正しい値になっているかを確認し,必要であれば対策後,OpenTP1を再起動してください。 |
| hqda01 | スケジュールキューにサービス要求が登録されているにもかかわらず,サービス要求が取り出されない状態がスケジュール遅延限界経過時間を超えて続いています。 | ユーザサーバのサービス処理が遅延しているか,またはシステム全体が高負荷な状態であることが考えられます。OSのシステムコマンドを利用するなどして要因を調査し,対策したあとにOpenTP1を再起動してください。 |
| hclen001 | スケジュールキューからサービス要求が取り出されない状態が続き,サーバの処理率が低下していました。 | ユーザサーバのサービス処理が遅延しているか,またはシステム全体が高負荷な状態であることが考えられます。OSのシステムコマンドを利用して原因を調査し,直前に出力されるKFCA00834-Eメッセージを基に対策したあと,OpenTP1を再起動してください。 |
| 上記以外でhで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base SCD制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| Hで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base HSC制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
iまたはIで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-8 iまたはIで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| i001001 | サーバ開始時に,定義ファイルの解析エラーが発生しました。 | エラーの原因を調査,対策後再度実行してください。 |
| i001040 | タイマサービスで使用する静的共用メモリの確保に失敗しました。 | 静的共用メモリサイズを再度見積もり,システム環境定義のstatic_shmpool_sizeオペランドを指定し直して,OpenTP1を再起動してください。対策後もこのアボートコードが出力される場合は,コアファイルを保存し,このアボート情報を,保守員に連絡してください。 |
| iexpir1 iexpir2 |
トランザクションブランチ限界経過時間,またはサービス関数実行監視時間を超えました。またはサーバプロセスがクリティカル状態時に強制停止要求を受けました。 | メッセージログにKFCA00506-Eメッセージが出力されている場合,UAPでのトランザクションブランチ処理時間が,限界値を超えた原因を調査し,対策してください。メッセージログにKFCA00506-Eメッセージが出力されていない場合は,対策の必要はありません。 |
| iprfex1 | トランザクションブランチCPU監視時間を超えました。 | 標準エラー出力にKFCA00506-Eメッセージが出力されている場合,UAPでのトランザクションブランチ処理時間が限界値を超えた原因を調査し,対策してください。標準エラー出力にKFCA00506-Eメッセージが出力されていない場合は,対策の必要はありません。 |
| 上記以外でiで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base TIM制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| Iで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base ITV制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
jまたはJで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-9 jまたはJで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| jacnc10 | 接続先のグローバルジャーナルアーカイバとの接続の認識で,アーカイブサービスを続行できないほどのずれが生じました。 | システムを再起動してください(システムは再起動後の接続によって,認識のずれを解消します)。 |
| jacnr04 jacnr05 |
接続先のグローバルジャーナルアーカイバとの切断時にメモリ不足,またはネットワーク障害が発生しました。 | ネットワーク障害かメモリ不足かを見極め,対策してください。対策後,一度システムを再起動してから再度システムを停止してください。 |
| jacns01 | 接続元ジャーナルサーバの管理情報更新時にメモリ不足,またはネットワーク障害が発生しました。 | ネットワーク障害かメモリ不足かを見極め,対策してください。 |
| jafnc05 | メッセージキューの資源不足です。 | カーネルを再度コンフィグレーションしてください。その際,システムパラメタで指定する,メッセージキューの最大許容数,およびメッセージ待ち行列に格納されるバイト数の最大値を変更してください。 |
| japrr10 | 接続先のグローバルジャーナルアーカイバとの接続の認識で,アーカイブサービスを続行できないほどのずれが生じました。 | システムを再起動してください(システムは再起動後の接続によって,認識のずれを解消します)。 |
| jarcv04 | メッセージの資源不足です。 | カーネルを再度コンフィグレーションしてください。その際,システムパラメタで指定するメッセージキューの最大許容数を変更してください。 |
| jclos20 | 排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。 | 再度メモリを見積もってください。 |
| jcmdc25 | jnl開始に必要なシステムファイルがオープンできません。 | OpenTP1のインストールが正しく行われているかどうか確認してください。 |
| jcmdc27 | メモリが不足しています。 | 再度メモリを見積もってください。 |
| jcntl51 | ジャーナルファイルサービスプロセス,またはコマンドサービスプロセスの停止中にエラーが発生しました。 | エラー原因を調査し,対策してください。 |
| jcntl52 | チェックポイントダンプサービスプロセスの停止中にエラーが発生しました。 | |
| jcntl60 | jnl開始に必要なシステムファイルがオープンできません。 | OpenTP1のインストールが正しく行われているかどうか確認してください。 |
| jcntl94 | メモリが不足しています。 | 再度メモリを見積もってください。 |
| jcom06 jcom15 jcsta04 |
排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。 | |
| jefio25 | jnl開始に必要なシステムファイルがオープンできません。 | OpenTP1のインストールが正しく行われているかどうか確認してください。 |
| jefio52 | メモリが不足しています。 | 再度メモリを見積もってください。 |
| jexit08 | メッセージの資源不足です。 | カーネルを再度コンフィグレーションしてください。その際,システムパラメタで指定する,メッセージキューの最大許容数,およびメッセージ待ち行列に格納されるバイト数の最大値を変更してください。 |
| jfctl40 | ジャーナルIOプロセスの停止中にエラーが発生しました。 | エラー原因を調査し,対策してください。 |
| jfctl84 | jnl開始に必要なシステムファイルがオープンできません。 | OpenTP1のインストールが正しく行われているかどうか確認してください。 |
| jfctl89 | メモリが不足しています。 | 再度メモリを見積もってください。 |
| jlock07 | 管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。または,待ち状態で,異常が発生しました。 | エラーの原因を調査し,対策してから,再度実行してください。 |
| jlock08 jlock12 jlock17 |
排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。 | 再度メモリを見積もってください。 |
| jmio103 | ネットワーク障害が発生しました。 | ネットワーク障害が発生した原因を調査し,対策してから,再度OpenTP1を開始してください。 |
| jmio104 jmio105 |
メモリが不足しています。 | 再度メモリを見積もってください。 |
| jmio111 | ネットワーク障害が発生しました。 | ネットワーク障害が発生した原因を調査し,対策してから,再度OpenTP1を開始してください。 |
| jmio113 | 通信障害が発生したことによって,ユーザプロセスがジャーナル取得時にジャーナルI/Oプロセスからの応答を待つ状態がjnl_watch_timeオペランドに指定した時間継続したため,システム続行が不可能な状態になりました。 | マシンが高負荷状態になっている,またはネットワークが不安定になっている状況でこのアボートコードが出力される場合があります。このような状況になる要因を調査し,対策してください。対策後もこのアボートコードが出力される場合は,保守員に連絡してください。 |
| jmio227 jmio228 jmio229 jmio230 |
メモリ不足,またはネットワーク障害が発生しました。 | 理由コードからエラーの原因を調査し,対策してから,再度実行してください。 |
| jmioc17 | ジャーナルファイルへの書き込み権限がありません。 | ジャーナルファイルへの書き込み権限を確認してください。 |
| jmioq18 jmioq24 |
メッセージの資源不足です。 | カーネルを再度コンフィグレーションしてください。その際,システムパラメタで指定する,メッセージキューの最大許容数,およびメッセージ待ち行列に格納されるバイト数の最大値を変更してください。 |
| jmioq27 | メッセージキューの資源不足です。 | カーネルを再度コンフィグレーションしてください。その際,システムパラメタで指定する,メッセージキューの最大許容数,およびメッセージ待ち行列に格納されるバイト数の最大値を変更してください。 |
| jopen20 | 排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。 | 再度メモリを見積もってください。 |
| jput08 | スワップ先がありません。 | ファイルを追加するか,アンロードし,ファイルが使用できるようにしてください。 |
| jput20 | 通信障害など,続行不可能なエラーが発生しました。 | エラーの原因を調査し,対策してください。 |
| jput21 | 管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。または,待ち状態で,異常が発生しました。 | エラーの原因を調査し,対策してから,再度実行してください。 |
| jput27 | メモリ不足,ネットワーク障害,またはスワップ処理中の状態がjnl_watch_timeオペランドに指定した時間継続したため,システム続行が不可能な状態になりました。 | メッセージログの理由コードから,原因を調査し,対策してから,再度実行してください。 |
| jput29 | メモリ不足,またはネットワーク障害が発生しました。 | 理由コードからエラーの原因を調査し,対策してから,再度実行してください。 |
| jput35 jput36 jput38 jput41 jput45 jput47 jput49 jput52 jput54 jput55 jput57 jput59 |
排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。 | 再度メモリを見積もってください。 |
| jput81 | スワップ先がありません。 | ファイルを追加するか,アンロードし,ファイルが使用できるようにしてください。 |
| jput206 | TP1/LiNKの履歴情報の取得中に,ファイルでエラーが発生しました。 | メッセージログの理由コードから原因を調査して,対策してください。 |
| jswl202 | TP1/LiNKの履歴情報の取得中に,ファイルの切り替え(スワップ)で障害が発生しました。 | メッセージログの理由コードから原因を調査して,対策してください。 |
| jswp104 | 排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。 | 再度メモリを見積もってください。 |
| jswp107 | スワップ先がありません。 | ファイルを追加するか,アンロードし,ファイルが使用できるようにしてください。 |
| jswp116 | 通信障害など,続行不可能なエラーが発生しました。 | エラーの原因を調査し,対策してください。 |
| jswp202 jswp204 |
排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。 | 再度メモリを見積もってください。 |
| jswp205 | メモリ不足,またはネットワーク障害が発生しました。 | 理由コードからエラーの原因を調査し,対策してから,再度実行してください。 |
| jswp210 | メモリ不足,ネットワーク障害,またはスワップ処理中の状態がjnl_watch_timeオペランドに指定した時間継続したため,システム続行が不可能な状態になりました。 | メッセージログの理由コードから,原因を調査し,対策してから,再度実行してください。 |
| jtct125 | jnl開始に必要なシステムファイルがオープンできません。 | OpenTP1のインストールが正しく行われているかどうか確認してください。 |
| jtct152 | メモリが不足しています。 | 再度メモリを見積もってください。 |
| 上記以外でjで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base JNL/SJL制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| Jsvn005 | XAリソースサービスの正常開始に失敗しました。 | 起動に失敗した理由がKFCA32003-Eメッセージの直前に出力されています。このメッセージの内容に従って対策してください。 |
| Jsvr003 | XAリソースサービスの再開始に失敗しました。 | |
| 上記以外でJで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base XAR制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
kで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-10 kで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| kで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base TJL制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
lまたはLで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-11 lまたはLで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| lで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base LCK制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| Lで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base LIT制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
mまたはMで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-12 mまたはMで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| m01077q | MCFのリアルタイム統計情報の取得処理で内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control BAS制御) | トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m012005 | 通信サーバ(m012005)またはアプリケーション起動サーバ(m016419)で使用するスタックの初期化処理に異常が発生しました。 | $DCDIR/lib/sysconf/mcfの記載内容に誤りがないかどうか確認してください。 |
| m012016 | MCFのリアルタイム統計情報の取得処理で内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control BAS制御) | トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m015040 | 定義情報の解析開始要求に失敗しました。 | $DCDIR/lib/sysconf/mcfの記載内容に誤り(max_open_fdsに2016より大きい値を指定しているなど)がないかどうかを確認してください。 |
| m015320 | MCFが使用する共有メモリのセットアップに失敗しました。 | システム環境定義の,静的共用メモリの総量(static_shmpool_size)に指定した値を見直してください。 |
| m015500 | チェックポイントダンプファイルの登録に失敗しました。 | 次のことを確認してください。
|
| m015592 | MCFマネジャの初期化処理に失敗しました。 | TP1/NET/Libraryのインストールが正しく行われたか,またはdcsetupコマンドで$DCDIR/lib/sysconf/MCF_MID_FILEが正しく設定されているか確認してください。 |
| m015596〜m015598 m015604 m015908 |
入力キューの滞留監視処理で内部エラーを検出しました。 (TP1/Message Control BAS制御) |
トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m015945 m015947 m01959C |
OpenTP1開始中に,MCFサービスが異常終了しました(MCF単独リラン機能を使用している場合は,OpenTP1が開始中のためMCF単独リランをしません)。 | MCFサービスの障害メッセージに従って,エラー要因を取り除いてください。それでも対策できない場合は,コアファイルを保存して,保守員に連絡してください。 また,Windows版XMAP3 Server Runtime Version 5を使用している場合,OpenTP1開始中にMCFマッピングサービスが異常終了したときに,プロセスサービス定義のprcsvpath定義コマンドに"XMAP3 Server Runtimeインストールフォルダ\bin"が設定されているか確認してください。 |
| m015782 m015790 |
OpenTP1終了中に,MCFサービスが異常終了しました(MCF単独リラン機能を使用している場合は,OpenTP1が終了中のためMCF単独リランをしません)。 | |
| m015992 | 該当のサービスグループ名がMCFアプリケーション定義に指定されていないため,非常駐MHPの開始に失敗しました。 | 開始する非常駐MHPのサービスグループ名をMCFアプリケーション定義に指定してください。 |
| m016410 | MCFが使用する内部テーブル(XP)の初期化処理に失敗しました。 | 起動しようとしている通信サーバの実行モジュールが正しく作成されているか,また,定義と一致しているかを見直してください。 |
| m016418 | MCFが使用する内部テーブル(MCU)の初期化処理に失敗しました。 | |
| m016419 | 通信サーバ(m012005)またはアプリケーション起動サーバ(m016419)で使用するスタックの初期化処理に異常が発生しました。 | $DCDIR/lib/sysconf/mcfの記載内容に誤りがないかどうか確認してください。 |
| m019584 | OpenTP1終了中に,MCFサービスが異常終了しました(MCF単独リラン機能を使用している場合は,OpenTP1が終了中のためMCF単独リランをしません)。 | MCFサービスの障害メッセージに従って,エラー要因を取り除いてください。それでも対策できない場合は,コアファイルを保存して,保守員に連絡してください。 |
| m019588 | MCFサービスが異常終了しましたが,MCFマネジャ定義のリラン定義(mcfmrerun)が指定されていないため,MCF単独リランをしません。 | MCFサービスの障害メッセージに従って,エラー要因を取り除いてください。MCF単独リラン機能を使用する場合は,MCFマネジャ定義のリラン定義(mcfmrerun)を指定してください。使用しない場合は,$DCDIR/lib/sysconfに登録しているMCFのシステムサービス情報定義のcriticalオペランドを削除するか,critical=Yを指定すると,このアボートコードは出力されません。critical=Nの指定でも,リラン定義(mcfmrerun)の指定がないとMCF単独リランをしません。 |
| m01958B | MCFマネジャ定義のリラン定義(mcfmrerun)-tオプションwatchtimeオペランドで指定した時間内に,MCFマネジャ配下のサーバが3回連続ダウンしました。 | MCFサービスの障害メッセージに従って,エラー要因を取り除いてください。それでも対策できない場合は,コアファイルを保存して,保守員に連絡してください。 |
| m019607 m019628 m019635 m019648 m019741 m019743 m019773 |
|
コマンドのタイムアウト原因を確認の上,必要に応じて再度コマンドを実行してください。それでも解決しない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| 上記以外でm01で始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control BAS制御) | トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m02で始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control SRV制御) | トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m030112 m030131 m030182 m031071 m031073 m031098 m031099 m031118 m032057 m032118 m034016 m034063 |
CJ(メッセージキューサーバ)の取得に失敗しました。 | システムジャーナルサービス定義のjnl_max_datasizeオペランドの指定値,MCFマネジャ共通定義(mcfmcomn)の-jオプションの指定値,またはMCF通信構成共通定義(mcftcomn)の-jオプションの指定値が不足していないかどうか確認してください。 |
| m034221 | 該当のサービスグループ名がMCFアプリケーション定義に指定されていないため,非常駐MHPの開始に失敗しました。 | 開始する非常駐MHPのサービスグループ名をMCFアプリケーション定義に指定してください。 |
| m036063 m039039 m03c040 |
CJ(メッセージキューサーバ)の取得に失敗しました。 | システムジャーナルサービス定義のjnl_max_datasizeオペランドの指定値,MCFマネジャ共通定義(mcfmcomn)の-jオプションの指定値,またはMCF通信構成共通定義(mcftcomn)の-jオプションの指定値が不足していないかどうか確認してください。 |
| m03g001 | MHPのスローダウンを検出しました。 | MHPのサービス処理が遅延しているか,またはシステム全体が高負荷な状態であることが考えられます。OSのシステムコマンドを利用して原因を調査して対策したあとに,OpenTP1を再起動してください。また,定義内容に誤りがないか見直してください。 |
| m03g002〜m03g009 | 入力キューの滞留監視処理で内部エラーを検出しました。 (TP1/Message Control LMS制御) |
トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| 上記以外でm03で始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control LMS制御) | トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m0400ef m04021b m040230 |
CJ(メッセージキューサーバ)の取得に失敗しました。 | システムジャーナルサービス定義のjnl_max_datasizeオペランドの指定値,またはUAP共通定義(mcfmuap)の-jオプションの指定値が不足していないかどうか確認してください。 |
| m040332 | データ操作言語のCOMMIT文でエラーが発生しました。 | 直前に出力されているKFCA11199-Eメッセージの対策に従って対処してください。 |
| 上記以外でm04で始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control UAP制御) | トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m09で始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control RCV制御) | トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m0a5114 | 通信サーバまたはアプリケーション起動サーバで使用するスタックの初期化処理に異常が発生しました。 | $DCDIR/lib/sysconf/mcfの記載内容に誤りがないかどうかを確認してください。 |
| m0a5225〜m0a5227 | mcftlslnコマンドの処理で内部エラーを検出しました。 (TP1/Message Control CMD制御) |
トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m0a5230〜m0a5232 | mcftonlnコマンドの処理で内部エラーを検出しました。 (TP1/Message Control CMD制御) |
トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m0a5240〜m0a5242 | mcftoflnコマンドの処理で内部エラーを検出しました。 (TP1/Message Control CMD制御) |
トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| 上記以外でm0aで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control CMD制御) | トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m0dで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control LMI制御) | トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m0eで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control PSV制御) | トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m16で始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control LOG制御) | トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m280001〜m280004 m280006〜m280099 m280101 m280104 m280106 m280108 m280109 m28010b m28010c m28010e m28010f m280112 m280114 m280115 m280119〜m280126 m280132 m280134〜m280520 |
|
トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m280005 |
|
|
| m280100 m280102 m280113 m280116 m280117 m280118 m280127 m280129 m280130 m280131 m280133 |
|
|
| m280103 |
|
|
| m280105 m28010a m28010d m280110 |
|
|
| m280107 |
|
|
| m280111 |
|
|
| m280128 |
|
|
| m280136 m280137 |
|
|
| m29で始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control STS制御) | トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m4aで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control STC制御) | トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| m5bで始まるコード | MCF性能検証用トレース取得処理で内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control PRF制御) | 直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,保守員に連絡してください。 |
| Mで始まるコード | TP1/Message Queueのアボートコードです。 | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
nで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-13 nで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| namdmn1 namdmn2 namdmn3 namdmn4 namdmn5 namdmn6 namdmn7 namdmn8 namdmn9 namdmnA namdmnB namdmnC namdmnD namdmnE namdmnF namdmnG namdmnK namdmnL namdmnM namdmnN namdmnO namdmnP namdmnQ namadt1 namadt2 namadt3 namadt4 namadt5 namadt6 namadt7 namadt8 namadt9 namadtB namadtC namadtD namadtE namadtF namadtG namadtH namadtI |
ネームサービスの開始中または終了中にエラーが発生しました。 | 取得情報を退避して,すぐ保守員に連絡してください。取得情報については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。 |
| namdmnU | ネームサービスの開始中に,マネジャノードからノードリストを受信できなかったため,マネジャノードを認識できませんでした。 | KFCA00636-Eメッセージの対策に従って対処してください。 |
| namdmnV namdmnW namdmnX namdmnZ |
ネームサービスの開始中または終了中にエラーが発生しました。 | 取得情報を退避して,すぐ保守員に連絡してください。取得情報については,マニュアル「OpenTP1運用と操作」を参照してください。 |
| namuti1 namuti2 namuti3 namuti4 namuti5 namuti6 namuti7 namuti8 namsrv1 namsrv2 namadh1 |
ネームサービス実行中にエラーが発生しました。 | 取得情報を退避して,すぐ保守員に連絡してください。取得情報については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。 |
| 上記以外でnで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base NAM制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
oで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-14 oで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| olkatm3 | システムコールの実行に失敗しました。 | 内部矛盾が発生しています。保守資料を取得し,保守員に連絡してください。 |
| olkcrit | クリティカル状態のプロセスが停止しました。 | OpenTP1強制停止中に出力されたメッセージであれば問題ありません。強制停止中以外に出力された場合は,保守情報を取得して,保守員に連絡してください。 |
| olkcrt2 | OpenTP1が以前使用していた共用メモリを参照しているため,プロセスを停止しました。 | OpenTP1強制停止中,または強制停止後の再開始時に出力されたメッセージであれば問題ありません。それ以外の場合に出力されたときは,保守情報を取得して,保守員に連絡してください。 |
| olkmk01 olkrl01 olkrl02 olkrl05 |
システムコールの実行に失敗しました。 | KFCA00107-Eメッセージに従って対策してください。 |
| olkrm01 | プロセス開始時に,プロセスサービス定義のprc_process_count指定値(最大稼働プロセス数)を超えたため,プロセスを実行できません。 | OpenTP1上で稼働するプロセス数を再検討して,プロセスサービス定義のprc_process_countの値を適正値に変更してください。 |
| olkrm06 olkrm07 olkrq01 olkrq05 |
システムコールの実行に失敗しました。 | KFCA00107-Eメッセージに従って対策してください。 |
| olksd01 | プロセス開始時に,プロセスサービス定義のprc_process_count指定値(最大稼働プロセス数)を超えたため,プロセスを実行できません。 | OpenTP1上で稼働するプロセス数を再検討して,プロセスサービス定義のprc_process_countの値を適正値に変更してください。 |
| olksd02 olksd03 |
プロセスメモリが不足しています。 | プロセス数を見直してください。またはマシンで割り当てているスワップ領域を拡張してください。引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。 |
| olksd05 olksl12 olksl13 olksl14 olksl15 olktl02 olktl05 olktl06 |
システムコールの実行に失敗しました。 | KFCA00107-Eメッセージに従って対策してください。 |
| oslpa01 | プロセス開始時に,プロセスサービス定義のprc_process_count指定値(最大稼働プロセス数)を超えたため,プロセスを実行できません。 | OpenTP1上で稼働するプロセス数を再検討して,プロセスサービス定義のprc_process_countの値を適正値に変更してください。 |
| oslsy01 oslsy02 oslsy03 |
システムコールの実行に失敗しました。 | KFCA00107-Eメッセージに従って対策してください。 |
| 上記以外でoで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base OSL制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
pまたはPで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-15 pまたはPで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| p000201 | サーバ開始時にシステム障害が発生しました。 | コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。 |
| p000202 | プロセスサーバが使用している共用メモリの内容が破壊されていました。 | |
| p000415 p000416 |
サーバ開始時にメモリ不足が発生しました。 | メモリを見積もり直して,再度実行してください。 |
| p000702 | 共用メモリの排他確保に失敗しました。 | コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。 |
| p000710 | 共用メモリの排他解除に失敗しました。 | |
| p000713 p000715 |
サーバ開始時に定義ファイルのオープンエラー,または入出力エラーが発生しました。 | |
| p000717 | サーバ開始中に解析エラーが発生し,定義ファイルから実行形式ファイル名を取得できませんでした。または,定義ファイルの内容不正です。 | エラーの原因を調査,対策し,再度実行してください。 |
| p000719 | サーバ開始中に解析エラーが発生し,定義ファイルからサービスグループ名を取得できませんでした。または,定義ファイルの内容不正です。 | |
| p000721 | サーバ開始中に解析エラーが発生し,定義ファイルから連続異常終了限界経過時間を取得できませんでした。または,定義ファイルの内容不正です。 | |
| p000726 | サーバ開始中に解析エラーが発生し,定義ファイルから固定プロセス実行優先度を取得できませんでした。または,定義ファイルの内容不正です。 | |
| P000729 | OpenTP1管理下のプロセスが異常終了し,システム続行が不可能な状態になりました。 | |
| p000733 | サーバ開始時にsetgidシステムコールに失敗しました。 | |
| p000734 | サーバ開始時にsetuidシステムコールに失敗しました。 | |
| p000736 p000737 p000738 |
サーバ開始時にメモリ不足が発生しました。 | メモリを見積もり直して,再度実行してください。 |
| p000739 p000741 |
サーバ開始時に定義ファイルの解析エラーが発生しました。 | エラー原因を調査,対策し,再度実行してください。 |
| p000743 | サーバ開始中に解析エラーが発生し,定義ファイルからプロセスの実行優先度を取得できませんでした。または,定義ファイルの内容不正です。 | |
| p000745 | サーバ開始時にメモリ不足,または通信障害が発生しました。 | コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。 |
| p000748 | サーバのexecに失敗しました。 | エラーの原因を調査,対策し,再度実行してください。 |
| p000749 p000750 |
サーバ開始時の定義情報ファイルの解析中にメモリ不足が発生しました。 | メモリを見積もり直して,再度実行してください。 |
| p001005 | 共用メモリの排他確保に失敗しました。 | コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。 |
| p002001 | 共用メモリの排他解除に失敗しました。 | |
| p100155 | サーバ強制停止時に排他解除に失敗しました。 | |
| p100211 p100212 |
サーバの終了処理完了時にシステム障害が発生しました。 | |
| p200001 | OpenTP1管理者のユーザID,グループIDの取得に失敗しました。 | |
| p200004 | OpenTP1開始時に共用メモリの初期化に失敗しました。 | エラーの原因を調査,対策し,再度実行してください。 |
| p200006 p200007 |
OpenTP1開始時にカレントディレクトリの作成に失敗しました。 | |
| p200008 | OpenTP1開始時に定義ファイルの入出力エラーが発生しました。 | |
| p200009 | OpenTP1開始中に解析エラーが発生し,定義ファイルから最大同時起動プロセス数を取得できませんでした。 | |
| p200011 | 共用メモリプールを対応づけるのに十分なサイズ分のフリーな仮想空間がありません。 | メモリを見積もり直して,再度実行してください。 |
| p200012 | システムで規定されている許容最大共用メモリアタッチ数の限度を超えています。 | エラーの原因を調査,対策し,再度実行してください。 |
| p200013 | 共用メモリの確保に失敗しました。 | コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。 |
| p200017 | OpenTP1開始時にネットワーク障害が発生しました。または,定義ファイル(betranrc)中の省略できないオペランドを省略しています。または,その定義ファイル中のprc_portの値はすでに使用されている,などの理由のため使用できません。定義ファイルが誤っている場合,修正し,dcsetup -dで削除して,再度dcsetupでOS登録をしてください。 | |
| p200018 | OpenTP1開始時にネームサービス情報の登録に失敗しました。 | |
| p200019 p200020 |
OpenTP1開始時にシグナルハンドラの登録に失敗しました。 | |
| p200024 | OpenTP1開始時にネットワーク障害が発生しました。 | |
| p200051 p200052 |
OpenTP1開始時に共用メモリ入出力エラーが発生しました。 | |
| p210003 | 共用メモリの排他解除に失敗しました。 | |
| p212007 | 異常終了後の後処理時にメモリ不足が発生しました。 | メモリを見積もり直して,再度実行してください。 |
| p212008 p212009 |
共用メモリの内容が破壊されていました。 | コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。 |
| p212010 | サーバ異常終了後の後処理に失敗しました。 | |
| p220001 | 強制停止保留中のサーバプロセスがクリティカル状態を抜けたので,強制停止しました。 | なし |
| p260000 | OpenTP1が使用する共用メモリの内容が破壊されていました。 | コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。 |
| p260012 | サービス情報の検索時に障害が発生しました。または,プロセスの固有メモリを確保できませんでした。または,namデーモンが開始処理中,終了処理中,または停止中です。 | |
| p260013 p21000a p211003 p250052 |
プロセスサービスへの通信がタイムアウトしました。 |
|
| pdlld01 | 共用メモリのアドレス不正を検知したため,prcdlpathコマンドで設定したライブラリサーチパスの引き継ぎ処理を中断しました。 | コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。 |
| pdlld02 | prcdlpathコマンドで設定したライブラリサーチパスの引き継ぎ処理の際に,環境変数(DCDIR)の取得に失敗しました。 | |
| pilod01 | 共用メモリのアドレス不正を検知したため,prcpathコマンドで設定したライブラリサーチパスの引き継ぎ処理を中断しました。 | |
| pilod02 | prcpathコマンドで設定したライブラリサーチパスの引き継ぎ処理の際に,環境変数(DCDIR)の取得に失敗しました。 | |
| pmain03 | dcstop -fdが入力されました。 | なし |
| pmswp01 | プロセスサービスがHAモニタ以外からSIGTERMを受信しました。 | shutdown中に出た場合は問題ありません。それ以外の場合はコアファイルを保存し,保守員に連絡してください。 |
| 上記以外でpで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base PRC制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| Pで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base PRF制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
qで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-16 qで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| qで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base QUE制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
rまたはRで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-17 rまたはRで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| r140002 r140004 |
dcrpcopenが2度呼ばれた可能性があります。 | dcrpcopenを2度呼んでいないか(dcrpccloseを出したあとも不可)プログラムを見直してください。それでも直らなければ,このアボート情報を書き留め,保守員に連絡してください(コアファイルを保存してください)。 |
| r170001 | プロセス固有領域のメモリが不足しています。 | プロセス数を見直してください。またはマシンで割り当てているスワップ領域を拡張してください。引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。 |
| r230091 | 送信(プロセス間通信)時にエラーが発生しました。 | このエラーは,物理的通信障害,定義のmax_open_fds,max_socket_descriptors指定値不足,または一時的障害(ソフトエラー)で発生します。また,dcbindht定義コマンドの-hオプションにローカルループバックIPアドレスとなるホスト名を指定した場合も発生する可能性があります。 物理的要因を取り除いたあとも発生したり,頻繁に発生したりするときは,アボート情報を書き留め,保守員に連絡してください(コアファイルを保存してください)。 |
| r230095 | 不正なアドレスを使用して通信しようとしました。 | メモリ破壊が発生している可能性があります。メモリ破壊をしている原因を取り除き,再度実行してください。メモリ破壊をしていない場合は,取得情報を退避し,保守員に連絡してください。取得情報については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。 |
| r320002 | 受信(プロセス間通信)時にエラーが発生しました。 | このエラーは,通信相手のアボート,物理的通信障害,定義のmax_open_fds,max_socket_descriptors指定値不足,または一時的障害(ソフトエラー)で発生します。物理的要因を取り除いたあとも発生したり,頻繁に発生したりするときは,アボート情報を書き留め,保守員に連絡してください(コアファイルを保存してください)。 |
| r320013 r320016 r320019 r360003 |
プロセス固有領域のメモリが不足しています。 | プロセス数を見直してください。またはマシンで割り当てているスワップ領域を拡張してください。引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。 |
| r390001 | スタック・オーバフロー | メインスタック量を定義ファイル(システム共通定義)で適正値に変更(チューニング)してください。 |
| r550002 | トランザクション処理でエラーが発生しました。 | トランザクションサービス定義のtrn_tran_process_countを超えてトランザクションブランチを発生させようとしています。trn_tran_process_countを適正値に変更(チューニング)してください。 上記の対策をしてもこのメッセージが発生する場合は,コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。 TP1/LiNKの場合の対策を次に示します。 TP1/LiNKの環境設定でトランザクション機能を使用しない設定をしているのに,ユーザサーバの環境設定ではトランザクション機能を使用する設定をしています。ユーザサーバの環境設定でトランザクション機能を使用しないように指定してください。 または,オンラインで同時に起動するトランザクションブランチの数がTP1/LiNKの環境設定で設定した値を超えています。オンラインで同時に起動するトランザクションブランチの数を適正値に変更(チューニング)してください。 |
| r550004 | 連鎖RPC(同一トランザクション内で,2度以上同一サーバグループのサーバを応答型RPCでコールした)で,コール元がすでにアボートしたか,連鎖RPCの前回コールから3分たってもトランザクションが終了しなかった可能性があります。 | もし,コール元のプロセスがアボートしていれば,このメッセージは特に問題ありません。しかし,コール元(トランザクション発生元)が正常で,このメッセージが出力されている場合は,トランザクションの開始から終了までをなるべく3分以内で終了するようにしてください。もし,上記の対策をしても,このメッセージが出力されたり,または対策できないときは,このアボート情報を書き留め,保守員に連絡してください。 |
| r550020 | キュー受信型サーバのキュー操作(システムコール)でエラーが発生しました。 | ユーザサービス定義またはユーザサービスデフォルト定義に指定したgidオペランドが,OpenTP1管理者のグループIDと異なります。gidオペランドの指定を削除するか,OpenTP1管理者のグループIDを指定してください。 |
| r550021 | プロセス固有領域のメモリが不足しています。 | プロセス数を見直してください。またはマシンで割り当てているスワップ領域を拡張してください。引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。 |
| r550023 | 実行したサービス関数が応答領域を破壊しています。 | サービス関数が,応答領域長(out_len)に設定した値を超えて応答領域を使用しています。応答領域長(out_len)に設定した値を超えて応答領域を使用しないよう,サービス関数を作成し直してください。または,サービス関数内で領域破壊をしている可能性があります。領域破壊をしていないか調査してください。 |
| r900003 r900603 |
プロセス固有領域のメモリが不足しています。 | プロセス数を見直してください。またはマシンで割り当てているスワップ領域を拡張してください。引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。 |
| r902109 | OpenTP1プロセスの起動処理に失敗しました。 | max_open_fdsオペランドとmax_socket_descriptorsオペランドの指定値の和が,OSなどのディスクリプタの上限値を超えている可能性があります。OSなどのディスクリプタの上限値を見直してください。 |
| r902511 | 環境変数DCDIRが設定されていません。 | 環境変数DCDIRを設定し,再度実行してください。 |
| 上記以外でrで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base RPC制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| Rで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Resource Manager Monitor制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
sまたはSで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-18 sまたはSで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| sで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base STS制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| Sで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base SEC制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
tまたはTで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-19 tまたはTで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| t860004 | トランザクションサービスを開始できないエラーが発生しました。 | KFCA00955-Eメッセージの理由コードに示す対策をしてください。 |
| t870000 | トランザクションサービスのCDを取得できません。 | 以前に障害メッセージが出力されていれば,そのメッセージに従って対策してください。 |
| tb03002 td00002 |
プロセスメモリが不足しています。 | プロセス数を見直してください。引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。 |
| tmlA700 | UAPに登録されているリソースマネジャはOpenTP1システムに登録されていません。 | trnlsrmコマンドでUAP,およびOpenTP1システムに登録されているリソースマネジャを確認して,対策後,UAPを再起動してください。 |
| trnTCTb trnTBRb trnTRCb trnTRHb trnTRMb trnTTRb trnTWKb |
共用メモリ破壊が発生しました。 | UAPで使用している領域を見直してください(特にdc_rpc_callの受信バッファ,リソースマネジャ使用時の入力領域,mallocなどで確保した領域)。UAPに問題がない場合は,保守員に連絡してください。 |
| trnTPPb trnTPSb trnTPTb |
プロセスメモリ破壊が発生しました。 | |
| trnXXXX(XXXXは上記以外の英数字) | トランザクション実行時,トランザクション制御続行不可能な事象が発生したため,該当するプロセスをアボートさせます。 | トランザクションを実行していたプロセスのアボート後,トランザクション回復プロセスでトランザクションを回復します。システム共通定義で指定したwatch_timeの3倍の時間が経過してもトランザクションが回復されない場合は,保守員に連絡してください。 |
| 上記以外でtで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base TRN制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| Tで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base TRP制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
Uで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-20 Uで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| Uで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base RTS制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
vまたはVで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-21 vまたはVで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| va10003 | クライアントサービス定義のparallel_countまたはcup_parallel_countの指定が不正です。 | 常設プロセス数を最大プロセス数より大きく指定しています。指定値を修正し,再度実行してください。 |
| va10074 | 連鎖RPC実行中に,常設コネクション問い合わせ間隔最大時間が満了しました。 | 常設コネクション問い合わせ間隔最大時間に指定する値を見直してください。常設コネクション問い合わせ間隔最大時間は,クライアント環境定義DCCLTINQUIRETIMEに指定します。 |
| va10105 va10106 |
トランザクション処理の同期点を取得する際,CUPとの通信でネットワーク障害が発生した可能性があります。または,メモリが不足しています。 | ネットワークの状態を見直して,問題があれば対策してから再度実行してください。問題がなければ保守員に連絡してください。または,メモリを見積もり直して,再度実行してください。 |
| va10107 | トランザクション問い合わせ間隔最大時間が満了しました。または,メモリが不足しています。 | トランザクション問い合わせ間隔最大時間に指定する値を見直してください。トランザクション問い合わせ間隔最大時間は,クライアント環境定義DCCLTTRWATTMに指定します。または,メモリを見積もり直して,再度実行してください。 |
| va10142 | プロセスメモリが不足しています。 または,クライアントへの応答電文送信時にエラーが発生しました。 |
メモリを再度見積もるか,または送信が失敗した原因を調査してください。 送信が失敗した原因として,クライアントとの最大応答待ち時間の設定の違いが考えられます。対策できない場合は,このアボート情報を保存して,保守員に連絡してください。 |
| va10208 | CUP実行プロセス,またはトランザクショナルRPC実行プロセスの起動に失敗しました。 | ほかにメッセージが出力されている場合は,それに従って対処してください。対処できない場合は,このアボート情報を保存して,保守員に連絡してください。 |
| va10301 | プロセスメモリが不足しています。 | 再度メモリを見積もってください。 |
| va10302 | ネットワーク障害が発生しました。 | ネットワーク障害が発生した原因を調査し,対策してから再度実行してください。 |
| va10303 | クライアント拡張サービス開始時に定義ファイルの解析エラーが発生しました。 | エラーの原因を調査し,対策してから再度実行してください。 |
| va10350 | クライアントサービス定義の,次のどちらかの値が65,535を超えています。
|
指定値を修正し,再度実行してください。 |
| 上記以外でvで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base CLT制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| Vreco01 | rapクライアントが使用可能なコネクション数の上限に達しましたが,連鎖RPCを実行中のため,解放できるコネクションがありません。 | flagsにDCNOFLAGSを指定したdc_rpc_call関数を呼び出して,明示的に連鎖RPCを終了してください。 |
| Vrext03 | 連鎖RPCを正常に終了しないまま,リモートAPI機能のコネクションが解放されました。 | 連鎖RPCを終了しないでリモートAPI機能のコネクションを切っている処理がないか,クライアントAPを見直してください。 |
| Vslbs99 | rapリスナーがダウンしたため,rapサーバを再起動します。 | なし |
| Vslis02 | リモートAPI機能の初期化処理に失敗しました。ワークディレクトリの作成に失敗した可能性があります。 | rapリスナーサービス定義のuidオペランドを見直してください。 |
| 上記以外でVで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base SCS制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
wまたはWで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-22 wまたはWで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| wで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Online Tester制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| Wmsq009 Wmsq010 |
静的共用メモリが不足しています。 | システム環境定義のstatic_shmpool_sizeオペランドの指定値を増やしてください。 |
| Wshm02 Wshm03 |
OpenTP1が存在するドライブのファイルシステムが容量を超えているため,共用メモリ用のファイルを作成することができません。 | 不要なファイルを削除してください,または,システム環境定義のstatic_shmpool_sizeオペランド,dynamic_shmpool_sizeオペランドの指定値を小さくしてください。 |
| Wsig06 | メモリが不足しています。 | 仮想メモリのページファイルサイズを見積もり直して,TP1/LiNKを再び開始してください。 |
| Wsig10 | 仮想メモリが不足しています。 | Windows環境の仮想メモリを増やしてください。 |
| Wsig21 | 不正なexeファイル(16bitアプリケーションなど)がユーザサーバとして指定された可能性があります。 | exeファイルが正しく実行できるかどうかを調査してください。ユーザサーバには正しく実行できる32bitアプリケーションを指定してください。 |
| 上記以外でWで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base NTS制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
xまたはXで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-23 xまたはXで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| xで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base CRM制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
| X629310 | メモリ不足,またはTP1/NET/Libraryのバッファ長が足りないため,送信応答電文を送信できません。 | メモリを再度見積もるか,またはTP1/NET/Library共通定義のnetbuff値を定義し直してください。 |
| X74ce03 | XATMI通信サービスの起動に失敗しました。 | XATMI通信サービスでメッセージが出力されている場合は,そのメッセージに従って障害を取り除いてください。 そうでない場合は,TP1/NET/OSI-TP-Extendedが正しくインストールされているか,または障害が発生していないか確認してください。 |
| 上記以外でXで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base CRM制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
Yで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-24 Yで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| Yで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base NTB制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
zで始まるアボートコードについて,次の表に示します。
表15-25 zで始まるアボートコード一覧
| アボート コード |
原因 | 対策 |
|---|---|---|
| zdm0403 | TAMサービス定義ファイルのオープンが異常終了しました。またはTAMサービス定義のtam_max_tblnumが省略されています。 | TAMサービス定義ファイルのオープンが異常終了している(先にメッセージが出力されている)場合,TAMサービス定義ファイルがあるか確認してください。TAMサービス定義のオープンが正常終了している場合,tam_max_tblnumの値を確認してください。設定されている場合,保守員に連絡してください。 |
| zdm0404 | TAMサービス定義のtam_max_filesizeが省略されています。 | tam_max_filesizeの値を確認してください。設定されている場合,保守員に連絡してください。 |
| zdm0405 | TAMサービス定義のtam_max_recsizeが省略されています。 | tam_max_recsizeの値を確認してください。設定されている場合,保守員に連絡してください。 |
| zla2000 zla2001 zla2002 zla2003 zxa1120 zxa1121 zxa1122 zxa1620 zxa1621 zxa1622 zxa2000 zxa2100 |
TAMテーブルが管理するトランザクション情報(共用メモリ内)が破壊されています。 | TAMテーブルにアクセスするトランザクションで非同期応答型RPC,非応答型RPCを使用していないかどうか確認し,非同期応答型RPC,非応答型RPCを使用しないようにしてください。 使用していない場合,保守員に連絡してください。 |
| 上記以外でzで始まるコード | 内部エラーを検出しました。(TP1/FS/Table Access制御) | KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。 直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。 |
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