分散トランザクション処理機能 OpenTP1 メッセージ

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KFCA01820-E

サーバaa....aaがダウンしました。
pid:bb....bb サービスグループ名:cc....cc
走行モード:dd....dd クリティカル状態:e ff....ff
終了状態:gg....gg  (L+E)

aa....aa:ダウンしたサーバ名
bb....bb:ダウンしたサーバのプロセスID
cc....cc:ダウンしたサーバのサービスグループ名
dd....dd:ダウン直前のサーバの走行モード
OpenTP1:OpenTP1が提供するライブラリ関数の実行中にダウンしたことを示します。
USER:OpenTP1が提供するライブラリ関数以外を実行しているときにダウンしたことを示します。
e:クリティカル状態
Y:クリティカル状態です。
N:クリティカル状態ではありません。
ff....ff:クリティカル情報
gg....gg:UNIXのシステムコールwait(2)で返されるプロセス終了状態
UNIXの場合,プロセス終了状態は4けたで表示され,上位2けたと下位2けたで意味が異なります。
上位2けたには,プロセスがexit()によって終了した場合の値が表示されます。例えば,exit(0)で終了したときは「0000」と表示され,exit(1)で終了したときは「0100」と表示されます。
下位2けたには,プロセスがシグナルによって終了した場合のシグナル番号が表示されます。例えば,「0009」と表示されたときは,SIGKILL(/usr/include/sys/signal.hなどを参照)で終了したことを示します。また,プロセス終了状態の3けた目に「8」が表示された場合,コアファイルが出力されたことを意味します。つまり,「008X」と表示されたときは,シグナル番号Xで終了し,コアファイルが出力されたことを示します。
表示されるプロセス終了状態の例を次に示します。なお,次に示すプロセス終了状態とその意味は一例です。これ以外のプロセス終了状態が表示されることもあります。
0083:OpenTP1の機能(実時間監視タイムアウトなど)などが原因で終了しました。
0086:アボートしました。
008a:メモリアクセスの不正などが原因で終了しました。
008b:メモリアクセスの不正などが原因で終了しました。
0000:exit(0)で終了しました。
0100:exit(1)で終了しました。
****:終了状態が確認できません(OpenTP1コマンドのdcsvstartなど)。
(S)該当するサーバの後始末をしたあと,必要に応じてサーバを再起動します。
〔対策〕ダウンしたサーバの走行モードがUSERの場合は,OpenTP1の処理以外の個所でユーザサーバのプロセスが終了しています。ユーザサーバの処理のどこでダウンしたのかを調査してください。ダウンしたサーバの走行モードがOpenTP1の場合は,このメッセージの前に出力されたメッセージでサーバダウン要因を調査,対策してください。その後,必要に応じてサーバを再度起動してください。必要に応じて,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」の障害事例と調査手順についての記載を参照してください。
<HP-UXの場合>
ダウンしたサーバがユーザサーバの場合,OSのchatrコマンドでバインドモードがimmediateであることを確認してください。