分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成リファレンス COBOL言語編
タイマ起動メッセージ廃棄通知イベント(ERREVT4)のデータ形式
タイマ起動メッセージ廃棄通知イベント(ERREVT4)の先頭セグメントとして渡される,データの形式を次に示します。ERREVT4以外のMCFイベント情報の形式については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル」の該当するプロトコル編を参照してください。
ERREVT4のMCFイベント情報の内容
ERREVT4のMCFイベント情報の内容を表7-1に,ERREVT4の理由コードを表7-2に示します。形式1とはバッファ形式1を,形式2とはバッファ形式2を示します。
表7-1 ERREVT4のMCFイベント情報の内容
| 項目 | 位置(バイト) | 長さ(バイト) | 属性 | 内容 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 形式1 | 形式2 | ||||
| 予備(形式1のときだけ) | 0 | − | 2 | − | − |
| 予備(形式1のときだけ) | 2 | − | 2 | − | − |
| エラーイベントコード | 4 | 0 | 3 | 英数字 | 'ERR'が設定されます。 |
| 7 | 3 | 3 | − | − | |
| 10 | 6 | 2 | 英数字 | ERREVT4を示す'4△'が設定されます。 | |
| 入力元論理端末名称 | 12 | 8 | 8 | 英数字 | メッセージを入力した論理端末名称 次に示す場合は,'*'が設定されます。
|
| 予備 | 20 | 16 | 20 | − | − |
| アプリケーション名 | 40 | 36 | 8 | 英数字 | 異常が発生したタイマ起動のアプリケーション名 |
| 予備 | 48 | 44 | 8 | − | − |
| 予備 | 56 | 52 | 8 | − | − |
| 予備 | 64 | 60 | 8 | − | − |
| コネクション名 | 72 | 68 | 8 | 英数字 | コネクション名です。 次に示す場合は,'*'が設定されます。
|
| 予備 | 80 | 76 | 16 | − | − |
| メッセージが入力された日付 | 96 | 92 | 8 | 外部10進 | 端末入力メッセージを入力した日付です。
|
| メッセージが入力された時刻 | 104 | 100 | 8 | 外部10進 | 端末入力メッセージを入力した時刻です。
|
| 理由コード | 112 | 108 | 4 | 外部10進 | 理由コードが設定されます。 |
| 予備 | 116 | 112 | 12 | − | − |
表7-2 ERREVT4の理由コード
| COBOL言語の理由コード (外部10進) |
ERREVT4の通知理由 |
|---|---|
| 0020 | RPC障害,サーバ未起動などが原因で,MHPの起動に失敗しました。 |
| 0030 | メモリ不足のため,入力キューへの書き込みに失敗しました。 |
| 0031 | キューファイルが満杯のため,入力キューへの書き込みに失敗しました。 |
| 0032 | 入力メッセージ最大格納数の定義指定値を超えたため,入力キューに書き込みませんでした。 |
| 0033 | 入力キューへの書き込み時に障害が発生しました。 |
| 0040 | MHPのアプリケーションが閉塞中です。 |
| 0041 | MHPのアプリケーションがセキュア状態です。 |
| 0042 | MHPのサービスまたはサービスグループが閉塞中です。 |
| 0043 | MHPのサービスグループがセキュア状態です。 |
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2012, Hitachi, Ltd.