分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成リファレンス COBOL言語編

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ROLLBACK − MHPのロールバック

名称

MHPのロールバック

形式

PROCEDURE DIVISION(通信文)の指定

 
ROLLBACKWITH  STOPPING〕.
 

機能

次に示すCALLインタフェースの機能を実現します。

SPPおよび非トランザクション属性のMHPからROLLBACK文を使用した場合,無効となります。

通信文に指定する項目

WITH STOPPING句

MHPを異常終了させたあと,MHPに制御を戻さない場合に指定します。MHPに制御を戻す場合は,この句を省略します。ただし,メッセージを受信する前にこの句を省略したROLLBACK文を使っても,そのROLLBACK文は無視されます。

このとき,UAP異常終了通知イベント(ERREVT3)を起動します。また,アプリケーション異常終了限界回数にカウントします。アプリケーション属性定義(mcfaalcap)の指定によっては,アプリケーション,サービスグループ,およびサービスを閉塞します。

指定値の有無とシステムの動作の関係を,次の表に示します。

表3-3 指定値の有無とシステムの動作の関係(ROLLBACK文)

指定値 MHPの動作 ERREVT3の起動 各種閉塞処理
WITH STOPPING句なし DMLがリターンします。 起動しません。 閉塞しません。
WITH STOPPING句あり 異常終了します。 起動します。 アプリケーション属性定義(mcfaalcap)の指定によっては,アプリケーション,サービスグループ,およびサービスが閉塞することがあります。

ステータスコード

ステータスコードはありません。