付録F.6 TP1/Online Tester
TP1/Online Testerが出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表F-12を参照してください。
項番 |
名称 |
ファイル名または ディレクトリ名 |
バージョン |
タイプ |
ファイル形式 |
取得 タイミング |
削除可否 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
XATMI送信データファイル |
$DCDIR/spool/uto/(テストユーザID)/(ユーザサーバ名)/xsd(サービス名) |
初期 |
J |
バイナリ |
クライアントからのtpsend関数によるXATMI要求を受け付けたとき |
○ |
2 |
MCF送信メッセージファイル |
$DCDIR/spool/uto/(テストユーザID)/(ユーザサーバ名)/sendmsg |
初期 |
J |
バイナリ |
クライアントから表F-12に記載されているMCFの関数発行による要求を受け付けたとき |
○ |
3 |
UTOトレースファイル |
$DCDIR/spool/uto/(テストユーザID)/traceN (N:1または2) |
初期 |
C,E,H |
バイナリ |
オンラインテスタを使用して,UAPの動作確認を実行したとき |
○ |
4 |
一時記憶データファイル |
$DCDIR/spool/uto/(テストユーザID)/utotmp(論理端末名称) |
初期 |
J |
バイナリ |
クライアントからdc_mcf_tempput関数発行によって一時記憶データを受け取ったとき |
○ |
5 |
テストデータ定義ファイル |
utofilcreオペランドの-oオプションに指定したファイルパス または utofilcreオペランドの-eオプションに指定したテストデータ定義ファイル内に指定したファイルパス 次のテスタファイルを作成できます。
|
初期 |
J |
バイナリ |
utofilcreコマンドを実行したとき |
○ |
6 |
MCF受信メッセージファイル(非同期型と同期型があります) |
utomsgoutコマンドの-rオプションに指定したファイルパス |
初期 |
J |
バイナリ |
utomsgoutコマンドに-rオプションを指定して実行したとき |
○ |
7 |
RPC応答データファイル |
utosppsvcコマンドのRPC応答データファイル名に指定したファイルパス |
初期 |
J |
バイナリ |
utosppsvcコマンドにRPC応答データファイル名を指定して実行したとき |
○ |
8 |
UTOトレースマージファイル |
utotrcmrgコマンドの-oオプションに指定したファイルパス |
初期 |
J |
バイナリ |
utotrcmrgに-oオプションを指定して実行したとき |
○ |
9 |
XATMI応答データファイル |
utoxsppsvcコマンドのXATMI応答データファイル名に指定したファイルパス |
初期 |
J |
バイナリ |
utoxsppsvcにXATMI応答データファイル名を指定して実行したとき |
○ |
- (凡例)
-
C:ラウンドロビン(バックアップ取得機能がないタイプ)
E:ラウンドロビン(一定量に達した直後の出力で,新しいファイルに切り替わるタイプ)
H:ラウンドロビン(切り替わった先のファイルのデータを,削除してから先頭から書き込むタイプ)
J:制御ファイル,一時ファイル
○:ユーザ判断で削除できます。
TP1/Online Testerが出力するファイルの説明を次の表に示します。
項番 |
名称 |
関連する定義 |
サイズ |
最大ファイル数 |
説明 |
---|---|---|---|---|---|
1 |
XATMI送信データファイル |
<ユーザサービス定義> ユーザサーバ名が出力先パスの一部となります。 サービス名がファイル名の一部となります。 <環境変数> テストユーザID(DCUTOKEY)の設定値が出力先パスの一部となります。 |
XATMI送信データ長+68バイト |
テストユーザID,ユーザサーバ名およびサービス名の組み合わせごとに1ファイル |
XATMI送信データファイルです。クライアントがtpsend関数を発行した際の送信データをファイルに格納します。 |
2 |
MCF送信メッセージファイル |
<テスタサービス定義>
|
max_message_file_sizeオペランドの指定値 |
テストユーザIDごとに1ファイル |
MCF送信メッセージを格納するファイルです。MCFシミュレート機能を使用した場合,次の関数を発行したときの送信メッセージを格納します。
|
3 |
UTOトレースファイル |
<テスタサービス定義>
|
max_trace_file_sizeオペランドの指定値 |
2世代 |
UTOトレースファイルです。UAPトレース情報を取得します。 |
4 |
一時記憶データファイル |
<テスタサービス定義> utotmp論理端末名称がファイル名となります。 <環境変数> テストユーザID(DCUTOKEY)の設定値が出力先パスの一部となります。 |
128バイト |
テストユーザIDとutotmp論理端末名称の組み合わせごとに1ファイル |
OpenTP1の動作を制御するファイルです。クライアントがdc_mcf_tempput関数を発行した際の一時記憶データをファイルに格納します。 |
5 |
|
なし |
ユーザ任意 |
1ファイル |
オンラインテスタで使用する,テストデータ定義ファイルです。 |
6 |
MCF受信メッセージファイル(非同期型と同期型があります) |
なし |
ユーザ任意 |
1ファイル |
MCF受信メッセージを格納するファイルです。オンラインテスタが出力した送信メッセージ情報を編集して作成するMCF受信メッセージです。
|
7 |
RPC応答データファイル |
なし |
ユーザ任意 |
1ファイル |
RPC応答データファイルです。RPCインタフェースのサーバUAPシミュレート機能を使用時,サービス要求元へ返す応答データとして使用するファイルです。 |
8 |
UTOトレースマージファイル |
なし |
トレースファイル名に指定したファイルの合計サイズ |
1ファイル |
UTOトレースマージファイルです。utotrcmrgコマンドで複数のUTOトレースファイルを一つのファイルにマージしたときに作成するファイルです。 |
9 |
XATMI応答データファイル |
タイプトバッファ定義全般 |
タイプトバッファ定義ファイルやXATMI要求データファイルを基に作成されるため不定 |
1ファイル |
XATMI応答データファイルです。サービス実行中に受け取る受信データやサービス実行後の応答データとして使用するファイルです。 |