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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


usmdump

〈このページの構成〉

名称

共用メモリダンプの出力

形式

usmdump 〔-a〕 〔-i 利用者識別子〕 〔ファイル名〕

機能

OpenTP1稼働中の共用メモリの内容をダンプ退避用ディレクトリ($DCDIR/spool/save)のUNIXファイルにダンプ出力します。出力したファイルは,compressコマンドで圧縮します。ただし,適用OSがLinuxの場合は,gzipコマンドで圧縮します。

オプション

●-a

確保している共用メモリのすべての情報をダンプ出力します。-aオプションを省略した場合,共用メモリ上で実際に使用されている領域だけをダンプ出力します。

●-i 利用者識別子

ダンプ出力する共用メモリの利用者識別子を指定します。指定する利用者識別子によって,ダンプ出力する共用メモリの情報が異なります。利用者識別子には,次のどれかを指定します。

 all:OpenTP1が管理しているすべての共用メモリの情報をダンプ出力します。

 BTN:静的共用メモリおよび動的共用メモリの情報をダンプ出力します。

 dcshmls -rコマンドを実行した結果OWNERに指定された情報:OWNERに指定されたサービスの共用メモリプールの情報をダンプ出力します。例えば,DAMサービスが確保している共用メモリプールの情報をダンプ出力する場合は,damと指定します。

dcshmls -rコマンドを実行すると,静的共用メモリおよび動的共用メモリの情報のOWNERには,btnが表示されますが,静的共用メモリおよび動的共用メモリの情報をダンプ出力する場合は,-iオプションを省略するか,または-iオプションにBTNを指定してください。

このオプションを省略した場合,BTNが指定された場合と同じ動作になります。

コマンド引数

●ファイル名 〜〈31バイト以内の文字列〉《shmdump》

共用メモリの情報をダンプ出力するときの出力先ファイル名を指定します。指定したファイル名で,共用メモリの情報を$DCDIR/spool/saveに出力します。なお,"$DCDIR/spool/save/指定ファイル名"と指定する場合,完全パス名の長さが255バイト以内になるようにしてください。このコマンド引数を省略した場合,shmdumpが指定されたと仮定し,$DCDIR/spoolにshmdumpというファイル名で共用メモリの情報を出力します。