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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


namalivechk

〈このページの構成〉

名称

OpenTP1起動確認とキャッシュ削除

形式

namalivechk {-l|-c} 〔-t コネクト確立監視時間〕

機能

システム共通定義のall_nodeオペランド,およびall_node_exオペランドに指定されたOpenTP1ノードのうち,-lオプションで表示されたOpenTP1ノードを対象に起動を確認します。ノード自動追加機能を使用しているOpenTP1ノードでは,ノードリストおよびシステム共通定義のall_node_exオペランドに登録されているOpenTP1ノードを対象に,起動を確認します。

起動を検出できなかったOpenTP1ノード名をエラーログファイル,標準エラー出力,およびsyslogファイルに出力します。さらに,起動を検出できなかったOpenTP1ノードのすべてのサービス情報をキャッシュから削除し,そのノードとのコネクションを切断します。

OpenTP1が動作中のときだけこのコマンドを実行できます。

オプション

●-l

起動確認対象になるすべてのOpenTP1ノードのサービス情報を標準エラー出力へ出力します。起動確認対象になるOpenTP1ノードは,システム共通定義のall_nodeオペランドのうちOpenTP1が未起動を検知していないOpenTP1ノード,およびall_node_exオペランドに指定されたOpenTP1ノードです。

このオプションは,-cオプションと同時に指定することはできません。

●-c

-lオプションで表示されるOpenTP1ノードの起動を確認します。起動を確認した結果,起動を検出できなかったOpenTP1ノードの情報をエラーログファイル,および標準エラー出力へ出力します。また,システム共通定義のall_nodeオペランドに指定したOpenTP1ノードで,起動を検出できなかったOpenTP1ノードをRPC抑止リストへ登録します。さらに,これらのOpenTP1ノードとシステム共通定義のall_node_exオペランドに指定したOpenTP1ノードのサービス情報をキャッシュから削除します。RPC抑止リストとは,OpenTP1システムが,未起動のOpenTP1ノードの情報を保持しているリストです。

このオプションは,-lオプションと同時に指定することはできません。

●-t コネクション確立監視時間  〜〈符号なし整数〉((1〜65535))《8》(単位:秒)

このオプションで指定した時間内に起動を確認できないOpenTP1ノードは,未起動と判断します。範囲外の値を指定した場合,8秒が仮定されます。

出力形式

●namalivechk -lを実行した場合

No.|         起動確認ノード         | ポート番号
aaa|bb....bb                        |    ccccc

●namalivechk -cを実行した場合

No.|        起動未検出ノード        | ポート番号
aaa|bb....bb                        |    ccccc

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFCA33618-W

ノードリストファイルが他プロセスで使用中です

標準エラー出力

KFCA33619-E

ネームサービス起動中のため,(namalivechk)コマンドが受け付けられません

標準エラー出力

注意事項

同じIPアドレスを使用するノードをシステム共通定義のall_nodeオペランド,またはall_node_exオペランドに複数指定している場合,namalivechkコマンドは実行しないでください。