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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


付録M.11 OpenTP1_ScenarioScaleout

名称

OpenTP1_ScenarioScaleout

概要

スケールアウトのサンプルシナリオテンプレート

機能

OpenTP1をインストールしたあとに実行すると,OpenTP1の環境設定をして,OpenTP1およびサンプルSPPを起動します。

入力シナリオ変数
●DCDIR  〜〈1〜50文字の文字列〉

登録するOpenTP1ディレクトリ名を指定します。

OpenTP1システムで一意になるように指定してください。

●DCCONFPATH

OpenTP1定義ファイル格納ディレクトリを指定します。

●HOST_NAME

シナリオジョブを実行するOpenTP1ノードのホスト名を指定します。

この入力シナリオ変数は省略できます。省略した場合,シナリオの実行先ホストでシナリオジョブを実行します。

●USER_NAME

シナリオジョブを実行するOpenTP1管理者のユーザ名を指定します。

この入力シナリオ変数は省略できます。省略した場合,JP1/Baseで定義したユーザマッピングのプライマリユーザがシナリオジョブを実行します。

●GROUP_NAME

OpenTP1グループ名を指定します。

入力シナリオ変数USER_NAMEを指定した場合は,必ず入力シナリオ変数GROUP_NAMEも指定してください。

●BETRAN_FILE1

A系のOpenTP1ファイルシステムのパスを指定します。

キャラクタ型スペシャルファイルを指定する場合は,シナリオテンプレートを実行する前に,パーティションを割り当ててください。

●BETRAN_FILE2

B系のOpenTP1ファイルシステムのパスを指定します。

キャラクタ型スペシャルファイルを指定する場合は,シナリオテンプレートを実行する前に,パーティションを割り当ててください。

●USER_SERVER_NAME  〜〈1〜8文字の文字列〉

起動するユーザサーバ名を指定します。

サンプルシナリオテンプレートを使用する場合は,basesppを指定してください。

●NODE_ID  〜〈4文字の文字列〉

設定するOpenTP1のノードIDを指定します。

OpenTP1システムで一意になるように指定してください。

●PORT_NUMBER  〜((5001〜65535))

OpenTP1システムに新しく追加するOpenTP1ノードのネームサーバが使用するポート番号を指定します。

出力シナリオ変数

なし。

実行ユーザ

環境設定をするOpenTP1のディレクトリを作成するシナリオジョブ,およびOpenTP1をOSに登録するシナリオジョブは,スーパユーザが実行します。それ以外のシナリオジョブは,入力シナリオ変数USER_NAMEで指定したOpenTP1管理者が実行します。