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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


xarforce

〈このページの構成〉

名称

XARトランザクション状態の変更

形式

xarforce {-c|-r|-f}
         {-t OpenTP1トランザクションID|
           -u クライアントトランザクションID|
           -n エントリ番号}

機能

指定したOpenTP1トランザクションID,クライアントトランザクションID,およびエントリ番号に対応するトランザクションの状態を変更します。

オプション

●-c

XAリソースサービスで管理しているトランザクションの状態をヒューリスティックコミットに決着します。このオプションで状態を変更できるトランザクションは,xarlsコマンドで出力されたトランザクション状態が,プリペアのトランザクションです。

●-r

XAリソースサービスで管理しているトランザクションの状態をヒューリスティックロールバックに決着します。このオプションで状態を変更できるトランザクションは,xarlsコマンドで出力されたトランザクション状態が,プリペアのトランザクションです。

●-f

XAリソースサービスで管理しているトランザクションを無効にします。このオプションで無効にできるトランザクションは,xarlsコマンドで出力されたトランザクション状態が,ヒューリスティックハザード,ヒューリスティックコミット,ヒューリスティックロールバック,またはヒューリスティックミックスのトランザクションです。

●-t OpenTP1トランザクションID  〜〈80文字の16進数〉

状態を変更するOpenTP1トランザクションIDを指定します。OpenTP1トランザクションIDは,xarlsコマンドの-a,または-pオプションで出力されたOpenTP1トランザクションIDを指定します。

●-u クライアントトランザクションID  〜〈280文字の16進数〉

状態を変更するクライアントトランザクションIDを指定します。クライアントトランザクションIDは,xarlsコマンドの-a,または-pオプションで出力されたIDを指定します。

●-n エントリ番号  〜〈1〜8192の10進数〉

状態を変更するトランザクションのエントリ番号を指定します。エントリ番号はxarlsコマンドの-a,または-pオプションで出力された番号を指定します。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFCA32029-E

メモリ不足のため処理を続行できません

標準エラー出力

KFCA32103-E

コマンドの使用方法が不正です

標準エラー出力

KFCA32123-E

共用メモリを利用できないため処理を実行できません

標準エラー出力

KFCA32124-E

XAリソースサービスのV/Rが誤っています

標準エラー出力

KFCA32126-E

XAリソースサービスが閉塞しています

標準エラー出力

KFCA32127-E

RPCでタイムアウトが発生しました

標準エラー出力

KFCA32128-E

RPCでネットワーク障害が発生しました

標準エラー出力

KFCA32130-I

ヘルプメッセージ

標準出力

KFCA32133-E

指定したトランザクションIDのトランザクションは存在しません

標準エラー出力

KFCA32134-E

指定したエントリ番号のトランザクションは存在しません

標準エラー出力

KFCA32135-E

指定したトランザクションIDのトランザクション状態は変更できません

標準エラー出力

KFCA32136-E

指定したエントリ番号のトランザクション状態は変更できません

標準エラー出力

KFCA32137-I

トランザクションIDのトランザクションをコミットしました

標準出力

KFCA32138-I

トランザクションIDのトランザクションをロールバックしました

標準出力

KFCA32139-I

トランザクションIDのトランザクションを無効にしました

標準出力

KFCA32140-I

エントリ番号のトランザクションをコミットしました

標準出力

KFCA32141-I

エントリ番号のトランザクションをロールバックしました

標準出力

KFCA32142-I

エントリ番号のトランザクションを無効にしました

標準出力

KFCA32143-E

XAリソースサービスが起動していません

標準エラー出力

KFCA32144-E

OpenTP1システムが起動していません

標準エラー出力

KFCA32156-E

xarforceコマンド実行中にエラーを検知しました

標準エラー出力

注意事項

各オプションとトランザクション状態の対応を次に示します。

オプション

トランザクション状態

A

I

P

R

H

-c

-r

-f

(凡例)

A:Active状態

I:Idle状態

P:Prepared状態

R:Rollback only状態

H:Heuristic complete状態

○:指定できます。

−:指定できません。