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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


stsls

〈このページの構成〉

名称

ステータスファイルの状態表示

形式

stsls 〔{-n 論理ファイル名|-f 物理ファイル名|-a|-l|-p}〕

機能

ステータスファイルの状態を,オンライン中に標準出力に出力します。

オプション

●-n 論理ファイル名  〜〈1〜8文字の識別子〉

状態を表示する論理ファイルの名称を指定します。

●-f 物理ファイル名  〜〈パス名〉

状態を表示する物理ファイルの名称を完全パス名で指定します。

●-a

ステータスサービスが使用中のすべてのステータスファイルの状態を,短縮形式で表示します。

●-l

ステータスサービスが使用中のすべての論理ファイルの状態を表示します。

●-p

ステータスサービスが使用中のすべての物理ファイルの状態を表示します。

すべてのオプションの指定を省略すると,ステータスサービスが使用中のすべてのステータスファイルの状態が表示されます。

出力形式

オプションの指定を省略した場合の出力形式を次に示します。

[図データ]

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFCA01040-E

物理ファイルでエラーが発生しました

標準エラー出力

KFCA01050-E

プロセス間通信でエラーが発生しました

標準出力

KFCA01070-E

stslsコマンドの処理でエラーが発生しました

標準エラー出力

KFCA01085-I

ヘルプメッセージ

標準出力,

標準エラー出力

KFCA01091-E

メモリ不足です

標準エラー出力

KFCA01099-E

OpenTP1関数コールでエラーが発生しました

標準エラー出力

注意事項

ステータスサービスが動作中のときだけ,ステータスファイルの状態を管理しています。

このため,ステータスサービスが動作中に次に示すクローズ状態のファイルに対しstsinitコマンド,またはstsrmコマンドを実行しても,stslsコマンドで表示されるファイル状態は変わりません。

なお,stsinitコマンド,またはstsrmコマンドを実行したあとにstsopenコマンドでステータスファイルをオープンしてから,stslsコマンドを実行すると,現在のファイル状態を表示できます。