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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


rtsls

〈このページの構成〉

名称

リアルタイム統計情報の標準出力への出力

形式

rtsls 〔-c〕〔-n 世代番号〕〔-m〕〔-l〕
      〔-e 項目ID〔,項目ID〕…
     | -u 出力単位〔-s サーバ名〕〔-v サービス名〕〕

機能

RTSサービス用の共用メモリ上に取得した,リアルタイム統計情報サービスの管理情報,およびリアルタイム統計情報を,標準出力に出力します。

出力するリアルタイム統計情報については,「付録E.5 リアルタイム統計情報」を参照してください。

オプション

●-c

標準出力へのリアルタイム統計情報の出力をCSV形式で行います。

●-n 世代番号  〜〈符号なし整数〉((1〜3))

出力するリアルタイム統計情報の,RTSサービス用の共用メモリの世代番号を指定します。

-nオプションの指定を省略した場合,取得が終了している世代番号の統計情報を出力します。

●-m

リアルタイム統計情報サービスの管理情報を標準出力に出力します。

●-l

リアルタイム統計情報を取得しているサービス名および項目IDの一覧を出力します。

●-e 項目ID  〜〈符号なし整数〉((1000〜2147483647))

出力するリアルタイム統計情報の項目IDを指定します。

項目IDについては,「付録E.5 リアルタイム統計情報」を参照してください。

●-u 出力単位  〜〈all〉

出力単位を指定します。

 sys:システム全体で取得したリアルタイム統計情報を出力します。

 svc:サーバ単位,またはサービス単位で取得したリアルタイム統計情報を出力します。

 all:すべてのリアルタイム統計情報(システム全体,全サーバ,および全サービス)を出力します。

●-s サーバ名  〜〈1〜8文字の文字列〉

リアルタイム統計情報を出力したいサーバ,ポート番号,論理端末,または取得対象名1の名称を指定します。

-sオプションの指定は,-uオプションでsvcを指定した場合に有効です。

●-v サービス名  〜〈1〜63文字の文字列〉

リアルタイム統計情報を出力したいサービス,ポート番号,論理端末,または取得対象名2の名称を指定します。

-vオプションの指定は,-uオプションでsvcを指定した場合に有効です。

-uオプション,-sオプション,および-vオプションと出力対象の組み合わせを,以降の表に示します。

表13‒13 rtslsコマンドのオプションと出力対象の組み合わせ

-uオプションの指定

-sオプションの指定

-vオプションの指定

出力対象となるリアルタイム統計情報

sys

システム全体の統計情報

svc

サーバ名

サービス名

指定したサーバおよびサービスの統計情報

指定を省略

指定したサーバの統計情報

ポート番号

IPアドレス

指定したサービス情報参照先ノードの統計情報

論理端末名

指定を省略

指定した論理端末の統計情報

指定を省略

サービス名

指定したサービスの統計情報

サービスグループ名

指定したサービスグループの統計情報

指定を省略

システム全体を除いた,すべての統計情報

all

すべての統計情報

(凡例)

−:指定できません。

注※

リアルタイム統計情報サービス定義のrtsput定義コマンド,またはrtsstatsコマンドで,-uオプションにobjを指定して登録した取得対象の統計情報を出力対象とする場合の指定方法です。

-eオプション,または-uオプションの指定を省略すると,-uオプションでallを指定したと仮定されます。

出力形式

●-mオプションを指定した場合

出力形式を次に示します。

[図データ]

-mオプションおよび-cオプションを指定したときの出力形式を次に示します(CSV形式)。

[図データ]

●-lオプションを指定した場合

出力形式を次に示します。

[図データ]

-lオプションおよび-cオプションを指定したときの出力形式を次に示します(CSV形式)。

[図データ]

●-eオプションを指定した場合

出力形式を次に示します。

[図データ]

-eオプションおよび-cオプションを指定したときの出力形式を次に示します(CSV形式)。

[図データ]

●-uオプションを指定した場合

出力形式を次に示します。

[図データ]

-uオプションおよび-cオプションを指定したときの出力形式を次に示します(CSV形式)。

[図データ]

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFCA32712-E

リアルタイム統計情報サービスのV/Rが誤っています

標準エラー出力

KFCA32714-E

プロセスメモリ不足のため処理を続行できません

標準エラー出力

KFCA32719-E

コマンドの使用方法が不正です

標準エラー出力

KFCA32720-E

コマンドのオプションに指定された値が不正です

標準エラー出力

KFCA32722-E

共用メモリを利用できないため処理を実行できません

標準エラー出力

KFCA32723-E

リアルタイム統計情報サービスが開始していないため処理を実行できません

標準エラー出力

KFCA32736-I

ヘルプメッセージ

標準出力

注意事項