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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


mcftrlsiq

〈このページの構成〉

名称

サービスグループの入力キュー処理の保留解除

形式

mcftrlsiq -g サービスグループ名 〔-k 保留解除種別〕

機能

指定したサービスグループに対応する入力キューの処理の保留を解除します。

オプション

●-g サービスグループ名  〜〈1〜31文字の識別子〉

入力キューの処理の保留を解除するサービスグループの名称を指定します。

サービスグループ名は,1回につき8個まで指定できます。多数入力する運用を行う場合は,次に示す複数指定または一括指定を使用して,一つの運用コマンドで行う並列処理数を増やし,運用コマンド入力数を減らすように運用設計を行ってください。

複数のサービスグループ名を指定するときは,引用符(")で囲んで,サービスグループ名とサービスグループ名との間を空白で区切ります。同一サービスグループ名は,重複して指定できません。

サービスグループ名は,*を使って一括指定ができます。一括指定は一つだけ指定できます。一括指定と一括指定以外のサービスグループ名を混在して指定できません。一括指定の場合は,引用符(")で囲みます。

  • :すべてのサービスグループに対応する入力キューの処理の保留を解除します。

  • 先行文字列*:先行文字列で始まるすべてのサービスグループに対応する入力キューの処理の保留を解除します。

〈複数指定の例〉seg1,seg2,seg3を指定する場合

-g "seg1seg2seg3"

〈一括指定の例〉segで始まるすべてのサービスグループを指定する場合

-g "seg*"

●-k 保留解除種別  〜《insc》

保留解除種別を指定します。

 insc:入力キューの入力とスケジュールの保留を解除します。

 in:入力キューの入力の保留だけ解除します。

 sc:入力キューのスケジュールの保留だけ解除します。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFCA10350-I

mcftrlsiqコマンドが入力されました

標準出力

KFCA10353-W

入力形式が誤っています

標準エラー出力

KFCA10354-E

メモリ不足です

標準エラー出力

KFCA10355-W

引数の指定が誤っています

標準エラー出力

KFCA10356-E

プロセス間でタイムアウトが発生しました

標準エラー出力

KFCA10357-E

MCF内でタイムアウトが発生しました

標準エラー出力

KFCA10358-E

内部関数のエラーが発生しました

標準エラー出力

KFCA10359-W

mcftrlsiqコマンド入力元への応答に失敗しました

メッセージログファイル,または標準エラー出力

KFCA10371-I

mcftrlsiqコマンドを正常に受け付けました

標準出力

KFCA10373-E

mcftrlsiqコマンドが異常終了しました

標準エラー出力

KFCA10380-E

相手プロセスの検索に失敗しました

標準エラー出力

KFCA10383-E

指定したサービスグループは登録されていません

標準エラー出力

KFCA10524-I

ヘルプメッセージ

標準出力

KFCA11073-W

該当するサービスグループはすでに保留解除されています

標準エラー出力

KFCA11074-W

MHPユーザサーバが終了処理中のためサービスグループを閉塞します

標準エラー出力

KFCA11075-W

MHPユーザサーバが起動されていないためサービスグループを閉塞します

標準エラー出力

KFCA11076-W

MHPユーザサーバが閉塞中のためサービスグループを閉塞します

標準エラー出力

KFCA11088-W

コマンド処理は正常に行われましたが状態引き継ぎ登録処理に失敗しました

標準エラー出力

KFCA11089-W

コマンド処理は正常に行われましたが,状態引き継ぎ個数が,定義で指定された上限値を超えているため,状態引き継ぎ登録ができませんでした

標準エラー出力

KFCA11800-W

SPP資源のため入力キューは保留,または保留解除できません

標準エラー出力

KFCA16402-E

コマンド処理中にRPC障害が発生しました

標準エラー出力

注意事項

KFCA11074-Wメッセージ,KFCA11075-WメッセージまたはKFCA11076-Wメッセージが出力された場合,入力キューの処理の保留は解除されています。