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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


mcftlsbuf

〈このページの構成〉

名称

バッファグループの使用状況表示

形式

mcftlsbuf -s MCF通信プロセス識別子 -b バッファグループ番号〔-m〕〔-r〕

機能

バッファグループの使用状況を標準出力に出力します。

オプション

●-s MCF通信プロセス識別子  〜〈数字(0〜9),a〜f〉((01〜ef))

MCF通信プロセス識別子を指定します。

複数のMCF通信プロセス識別子は指定できません。

●-b バッファグループ番号  〜〈符号なし整数〉((1〜512))

使用状況を表示するバッファグループの番号を指定します。

複数のバッファグループ番号は指定できません。

allを指定すると,該当するMCF通信プロセスに対応するすべてのバッファグループの使用状況が表示されます。

●-m

次に示す時点から現在までの,最大バッファ使用数(使用中バッファ数と使用中拡張バッファ数の合計の最大値)を表示します。

  • 正常開始

  • 再開始

  • 部分開始

  • mcftlsbufコマンドに-rオプションを指定して実行

このオプションで表示される最大バッファ使用数と,バッファグループ定義(mcftbuf)で指定したバッファ数(-gオプションのcountオペランドで指定)を比較することで,定義値の妥当性を検証できます。定義値の妥当性の検証については,以降の表示例を参照してください。

●-r

コマンド実行後,表示したバッファグループの最大バッファ使用数をリセットします。

出力形式

mmm ggg NNN XXX YYY ZZZ [MMM]

表示例

[図データ]

(凡例)

a:バッファグループ番号

b:バッファ数

c:最大バッファ使用数

この例では,バッファグループ2,バッファグループ3は最大バッファ使用数の値がバッファ数以上になっています。これは,バッファグループ定義(mcftbuf)で指定したバッファ数が,一時的にすべて使用されたことを示しています。この場合,バッファグループ定義(mcftbuf)のバッファ数の指定を見直すことをお勧めします。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFCA10350-I

mcftlsbufコマンドが入力されました

標準出力

KFCA10351-E

MCF開始処理中です

標準エラー出力

KFCA10352-E

MCF終了処理中です

標準エラー出力

KFCA10353-W

入力形式が誤っています

標準エラー出力

KFCA10354-E

メモリ不足です

メッセージログファイル,または標準エラー出力

KFCA10355-W

引数の指定が誤っています

標準エラー出力

KFCA10356-E

プロセス間でタイムアウトが発生しました

標準エラー出力

KFCA10357-E

MCF内でタイムアウトが発生しました

標準エラー出力

KFCA10358-E

内部関数のエラーが発生しました

メッセージログファイル,または標準エラー出力

KFCA10359-W

mcftlsbufコマンド入力元への応答に失敗しました

メッセージログファイル

KFCA10360-I

状態表示を開始します

標準出力

KFCA10366-I

上記の出力形式を参照してください

標準出力

KFCA10369-I

状態表示を終了します

標準出力

KFCA10372-E

mcftlsbufコマンドが異常終了しました

標準エラー出力

KFCA10380-E

相手プロセスの検索に失敗しました

標準エラー出力

KFCA10385-E

指定したバッファグループ番号は登録されていません

標準エラー出力

KFCA10509-I

ヘルプメッセージ

標準出力

KFCA16402-E

コマンド処理中にRPC障害が発生しました

標準エラー出力