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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


dcmstop

〈このページの構成〉

名称

マルチノードエリア,サブエリアの終了

形式

dcmstop〔{-a|-b|-f}〕〔-p〕{-g マルチノードサブエリア識別子|
                                 -w ノード識別子 〔,ノード識別子〕…}

機能

次に示すOpenTP1ノードを同時に終了します。

dcmstopコマンド入力時の各OpenTP1ノードの状態によって,そのOpenTP1ノードに対する処理は異なります。

dcmstopコマンドは,指定された範囲のOpenTP1ノードがすべて終了したことを確認するか,または終了できないことを確認するまで,OpenTP1ノードを監視します。また,約30秒ごとに,終了処理中のOpenTP1ノードを報告(メッセージを出力)します。

ただし,dcmstopコマンドを入力してから一定時間(マルチノード構成定義のdcmstop_watch_timeオペランドに指定した値)を経過しても,終了処理の完了,または終了できないことを確認できなかった場合は,メッセージを出力し,残りのOpenTP1ノードの監視を打ち切ります。監視を打ち切られたOpenTP1ノードでは,終了処理が続行されます。ただし,そのOpenTP1ノードの終了処理は滞っている可能性があります。この場合,該当するOpenTP1ノードが終了しない要因を調査し,対策してください。

系切り替え機能を使用しているOpenTP1ノードは,実行系,および待機系に対して終了処理を実行します。そのため,両方のOpenTP1に関するメッセージが出力されます。

オプション

●-a

マルチノードエリア,またはマルチノードサブエリアに属する各OpenTP1ノードを計画停止Aで終了します。

●-b

マルチノードエリア,またはマルチノードサブエリアに属する各OpenTP1ノードを計画停止Bで終了します。

●-f

マルチノードエリア,またはマルチノードサブエリアに属する各OpenTP1ノードを強制停止します。

-a,-b,および-fオプションは同時に指定できません。

-a,-b,および-fオプションの指定をすべて省略した場合,マルチノードエリア,またはマルチノードサブエリアに属する各OpenTP1ノードは正常終了されます。

●-p

OpenTP1ノードに開始指示をした時点で,コマンドがリターンします。

各OpenTP1ノードの終了処理の結果は確認しません。

●-g マルチノードサブエリア識別子  〜〈1〜8文字の識別子〉

終了するマルチノードサブエリア識別子を一つ指定します。サブエリア名に*を指定すると,マルチノードエリアを指定したと見なされます。*は,シェルに展開されないように,\や ' 'でエスケープしてください。

マルチノード構成定義の定義コマンドdcmareaに指定された,マルチノードエリア,またはマルチノードサブエリアを構成するすべてのOpenTP1ノードを終了します。

●-w ノード識別子  〜〈4文字の識別子〉

指定したOpenTP1ノードを終了します。

複数のノード識別子を指定するときは,ノード識別子とノード識別子との間をコンマ(,)で区切ります。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFCA01860-E

dcmstopコマンドの入力形式が正しくありません

標準エラー出力

KFCA04607-I

OpenTP1ノードは終了処理を始めました

標準出力

KFCA04608-I

OpenTP1ノードは停止しました

標準出力

KFCA04609-W

OpenTP1ノードは終了できません

標準出力

KFCA04610-W

OpenTP1ノードの停止を確認できませんでした

標準出力

KFCA04613-E

dcmstopコマンドの引数が正しくありません

標準エラー出力

KFCA04614-W

OpenTP1ノードは終了処理の監視時間を超えました

標準出力

KFCA04615-E

定義ファイルにエラーがあります

標準エラー出力

KFCA04616-E

マルチノード構成定義にエラーがあります

標準エラー出力

KFCA04617-E

コマンドの指定はマルチノード構成定義の指定と不整合です

標準エラー出力

KFCA04618-I

OpenTP1ノードは終了中です

標準出力

KFCA04621-E

マルチノード機能実行時にエラーが発生しました

標準エラー出力

KFCA04626-I

OpenTP1ノードの待機終了処理を始めました

標準出力

注意事項