Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


dcjcmdex

〈このページの構成〉

名称

シナリオテンプレートからのOpenTP1コマンドの実行

形式

dcjcmdex OpenTP1コマンド名 〔コマンド引数名〔△コマンド引数名〕…〕

機能

JP1/AJS2 - Scenario Operationで定義されたシナリオテンプレートから,指定したOpenTP1コマンドを実行します。また,環境変数PATHに"$DCDIR/bin"をいちばん前に追加します(環境変数は実行したコマンドでだけ有効となります)。

実行したOpenTP1コマンドが正常終了した場合は0を,異常終了した場合は8を,リターン値として返します。

コマンド引数

●OpenTP1コマンド名

JP1/AJS2 - Scenario Operationで定義されたシナリオテンプレートから実行するOpenTP1コマンド名を指定します。

●コマンド引数名

OpenTP1コマンド名に指定するOpenTP1コマンドのオプション,およびコマンド引数を指定します。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFCA01815-E

OSでエラーが発生しました

標準エラー出力

KFCA01860-E

dcjcmdexコマンドの入力形式が正しくありません

標準エラー出力

KFCA01886-E

OpenTP1コマンドの処理に失敗しました

標準エラー出力

注意事項

OpenTP1コマンド名にdcsetupコマンドを指定しないでください。指定すると,dcjcmdexコマンドが正しく動作しないことがあります。

使用例

  1. dcsvstartコマンドで「basespp」という名称のユーザサーバを開始させる場合

    dcjcmdex dcsvstart -u basespp
  2. dcjchconfコマンドで,システム定義ファイルの「all_node」に「hostA」および「hostB」を指定する場合で,パラメタに引用符(")が含まれるとき

    dcjcmdex dcjchconf DCALL_NODE '"hostA","hostB"'

    指定するオペランドの値に引用符(")を使用する場合は,アポストロフィ(')で囲みます。

    ご使用のOSがWindowsの場合,指定するオペランドの値に引用符(")を使用する場合は,引用符(")を「\"」と記述します。