Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


damload

〈このページの構成〉

名称

物理ファイルの初期設定

形式

damload 〔-b 一括処理ブロック数〕ブロック長 ブロック数 物理ファイル名 〔入力ファイル名〕

機能

OpenTP1ファイルシステム上に物理ファイルを割り当て,指定した入力ファイルからデータを入力して物理ファイルに出力します。このとき,(ブロック長+8)×(ブロック数+1)が物理ファイルの大きさとなります。また,物理ファイルのアクセス権は0644(所有者による読み込み権と書き込み権,グループによる読み込み権,他者による読み込み権)となります。

オプション

●-b 一括処理ブロック数  〜〈符号なし整数〉((0〜2147483647))《10》

一度に出力するブロック数を指定します。0を指定した場合は,10になります。

コマンド引数

●ブロック長  〜〈符号なし整数〉((セクタ長×n−8))

作成する物理ファイルのブロック長を指定します。

入力ファイルに対してもこの指定が有効になります。

セクタ長は次のとおりです。

  • キャラクタ型スペシャルファイルの場合:filmkfsコマンドの-sオプション指定値

  • 通常ファイルの場合:512バイト

●ブロック数  〜〈符号なし整数〉((1〜2147483647))

作成する物理ファイルのブロック数を指定します。なお,ブロック数が非常に多い場合,DAMが共用メモリ内で管理しているキャッシュブロックのチェインが大き過ぎる可能性があります。この場合,性能に影響することがあります。多くのブロック数を持つDAMファイルを作成する場合は,DAMサービス定義のdamchlmt定義コマンドを使用してキャッシュブロック数のしきい値を指定してください。

●物理ファイル名  〜〈パス名〉

OpenTP1ファイルシステム上に作成する物理ファイルの名称を,完全パス名で指定します。

DAMサービス定義の定義コマンドdamfileの物理ファイル名に指定した名称と同じ名称を指定してください。

●入力ファイル名  〜〈パス名〉

データを入力するファイルの名称を指定します。

このコマンド引数の指定を省略すると,物理ファイルの割り当てだけ行われます。

注意事項